平安蚤の市 2023.8
沖縄付近で1週間ほど停滞していた台風6号は、九州の北側の海上をゆっくり北上し、ようやく朝鮮半島南部に到達したようですね。九州や四国でも被害が大きいようで心配ですね。これから韓国の方も心配ですね。
次の台風7号が週明けのお盆休みにも本土に上陸しそうです。こちらも勢力の強い台風に発達して来ているようで、今後が心配です。お盆休みの帰省や旅行に混乱が生じそうですね。こちらも大変心配です。
そんな中ですが、京都は今日も暑いです。多分今日も猛暑日となるでしょう。平安蚤の市も予定通り開催されました。私が現地についた10時前頃は、日が陰って来ていて日差しによる暑さはさほどではなかったですが、やっぱり京都特有の蒸し暑さがありますから、屋外を歩くのはやっぱりしんどかったですね。
そんな訳で、露店出店の方もそう極端ではありませんでしたが、やや出店が少なめな感じはしましたね。しかしながら、その割に来場者の方は結構多かったですね。暑い中、皆さんご熱心なことでありがたいですね。
今日はバカ売れしているお店がありましたよ。6番目の写真の左後方に見えるお店でしたが、購入商品の計算のためにこれだけの人が並んでました。真っ直ぐ奥に向かって並んでいる列が、さらに左に折れて並んでいました。10人以上は並んでいたように思います。みんなガラスの器みたいなものを持っていたようでしたので、そういうお店だったんでしょうね。初めて見る光景でした。
麦わら帽子を売っているお店のところに姿見の大きな鏡が置かれていたのですが、これがバッキバキに割れてました(写真8番目)。腹筋だったら良かったんですけどね(笑)。
平安蚤の市は、京都市左京区岡崎公園内の平安神宮前広場で開催される骨董市です。多い時には150店舗近くの骨董店、古道具店、古着店等が全国より集まります。基本毎月10日開催ですが、次回は9月6日(水)開催予定です。来月も9月上旬だったら、まだ結構暑いかもしれませんね。
昨夜の晩酌(台風6号接近および台風7号発生の巻)
大型の台風6号が沖縄のあたりに1週間ほど停滞していまして、被害の方が心配されます。停電に断水もあったようで、この猛暑のさなかにエアコン無し、水無しの生活を強いられるというのは命にかかわりますからね。早く復旧するといいんですけどね。その台風6号の今後の進路ですが、当初はもっと東寄りのルートで九州や四国への上陸が心配されていましたが、幸い随分西よりに進路が変わったようで、九州への上陸もなさそうです。
ただ、九州の西側の海上を北上するため、九州が台風の進路の右側になるので、台風の影響による強い風雨が心配です。台風は時計と反対回りに渦を巻いていますので、 進行方向右側は台風の反時計回りの渦と進行方向の風が重なるため、風が強まるのだそうです。
台風6号は九州の西沿岸を北上した後、朝鮮半島を南から北へ縦断するコースを進むようです。先月韓国でも集中豪雨による被害が出ていましたので、被害が大きくならなければいいんですけどね。
そう言っている間に、もう次の台風7号が日本列島の南の海上に発生しました。こちらはまだ進路がはっきりとはしませんが、よほど進路を東に進んでくれない限り、本土のどこかに上陸することは間違いなさそうです。今週末ぐらいには進路がはっきりしてくるのではないでしょうか。心配です。
心配は尽きませんが、そんな時でもとりあえずは晩酌です(笑)。
李朝分院末期の盃は、過去にご紹介したことがあります。いつごろか何回目になるかは、もうはっきり覚えていませんが(笑)。この手の分院末期の盃も、以前に比べると入手が難しくなってきましたね。この手の分院末期の盃は、もう少し大振りの物が多いのですが、この盃はやや小ぶりでいいサイズです。測るのを忘れていたのですが、口径は7cmから7.5cmの間ぐらいかと思います。見込みの釉溜りがきれいなのですが、写真では全体に青が強く出てしまっていて分かり難いですね。光の関係があるのでしょうけど、どうもスマホで青みのある白いものを撮った時はこんな風になってしまいますね。高台は分院末期の作に多い粗めの砂付きになっています。
こちらも小振りな黒高麗の徳利は容量が一合に満たない八勺徳利です。小さすぎるため、これまでほとんど使っていなかったのですが、最近は登板機会が出てきました。これに限らず、最近私が晩酌に選ぶ酒器が全体的に小さめになって来ていますね(笑)。
お料理の方ですが、かき揚げは李朝後期分院の白磁皿に、魚そうめんは李朝初期の堅手茶碗に、茄子と胡瓜のごま和えは李朝初期の白磁小皿に、うずらのゆで卵は李朝初期堅手の豆皿に、それぞれ盛り付けてみました。
うずらのゆで卵は、昔韓国で酒のおつまみによく出てきましたね。日本のお通しみたいにお金とられるのではなく、サービスでしたよ。殻をむくのに自分のおでこにぶつけて割ってみたりしてましたね(笑)。80年代末~90年代前半頃の話です。そのころの韓国の酒場では、うずら卵の殻やらピーナツの皮やら殻やらそんなものがテーブルの上はもちろん、足元の床の上にもいっぱい捨てられてましたね。「どうせ最後に掃除するんだからいいんだ」っていう感じでしたね。ワイルドでしたね(笑)。今は随分お上品になりましたよ。当時のこと、いろいろと懐かしく思い出しました。
昨夜の晩酌(お久しぶり粉引登板の巻)
京都では最高気温35℃を超える猛暑日が、もう半月以上続いていますね。今年の猛暑は一休みの間もなく続いていますので、体にこたえますね。
沖縄では超大型の台風6号が停滞中で、被害もそうですし航空便の欠航で観光客らが足止めされてしまっていて、大変お気の毒です。停電の続いている地域もあるようで、生活が大変ですよね。停電中ですから、エアコンは使えない暑い中、冷蔵庫も止まってしまいますから食品の保存もできないし、冷凍食品なんかも全部溶けてしまってアウトですからね。
今一旦、沖縄本島は暴風域を抜けたようですが、再び接近の恐れがありその後は東に進路を変えて、九州、四国方面に向かうと予想されています。そうなると近畿にも影響がありそうで心配です。
そんな状況下ではありますが、昨夜は阪神戦のTV中継を観ながら晩酌しました。
粉引の平盃は久々の登板となりました。登板間隔が空いたのは店に出していたからで、昨日持ち帰って久々に使ってみました。この粉引平盃、最大径が10.5cmとなかなか出会うのが難しいサイズです。もちろん、平盃のサイズとしては10cmを切るサイズだといいに決まってますが、粉引でそのサイズとなるとなかなかお目にかかれないですね。
金継ぎが3か所あり、一番大きな部分は呼継ぎだと思いますが違和感なくよく出来ています。この金継ぎは後からやり直してもらったもので、もともとはベージュ色の漆による直しがされていました。2番目に大きな部分もそうでしたが、一番小さい金継ぎの部分は共直しがされていて、入手時には分かりませんでした。全て金継ぎにしてもらい、その後よく使ってよく育ち、いいアジになりましたね。高台の内側にも欠けが一か所ありますが、こちらは手を加えずそのままにしています。
逆に、登板間隔が短いのがこちらの三島の徳利です。ついついこれを選んでしまうんですよね(笑)。こちらもキズ物ですが、独酌に最適なサイズ、それとすべすべしたカセのない肌が気持ちよくていいですね。
お料理の方ですが、焼鮭は李朝末期分院の染付大皿に、大根煮も李朝末期分院染付の小皿に、おからは三島の小鉢に、胡瓜の酢の物は李朝初期白磁の小皿にそれぞれ盛り付けてみました。
今日から8月です 2023年
8月になりました。暑いです。京都は先月の中旬からずっと猛暑日が続いているようです。今日も予想最高気温が36℃のようですね。大型の台風6号も沖縄に接近中ですが、当初の進路を変えて九州から本州の方に向かってくるようで恐ろしいです。この夏を無事乗り切りたいです。
そんな酷暑の京都ですが、今月の骨董関係のイベントは下記のとおりです。
6日(日) 東寺ガラクタ市
10日(木) 平安蚤の市(会場:京都市左京区 岡崎公園内平安神宮前広場)
21日(月) 東寺・弘法市
25日(金) 北野天満宮・天神市
以上です。今月は定例の4つだけですね。暑いし朝起きるのもしんどいのですが、出来るだけ足を運んでこちらでご報告できるようにしたいと思っております。出かける際には、熱中症対策とまだまだ感染症対策も怠らずやっていきますよ。
暑いので、今月は自宅でビール(私が飲むのはサッポロ「麦とホップ」ですが)を飲みながらTVでナイター観戦を楽しみたいと思います。阪神が何とか首位キープしてますからね。楽しみです。米メジャーに行った藤浪投手もアスレチックスからトレードされたオリオールズで、しっかり結果を出してますね。このまま来季もメジャーで契約できるように頑張ってほしいですね。
当店の夏期休業についてですが、今のところ28日(月)・29日(火)・30日(水)とお休みをいただく予定です。近日中に確定いたしますので、また「お知らせ」欄でご報告させていただきます。
土用の丑 先斗町「いづもや」 2023年
京都はここ数日38℃超えの猛暑日が続いておりまして、もうヘロヘロです(笑)。出勤時は毎日バスを利用していますし、就寝時も朝までエアコンつけっぱなしです。でも自宅までの帰りは頑張って歩いてますけどね。
今日は土用の丑の日です。今年は夏土用の丑の日が1回だけなんですね。去年、一昨年と夏土用の丑の日が2回あったんですけどね。何かさみしいですよね1回だけでは(笑)。まあ、そんな訳で、今年も朝ご飯を抜いてお昼に鰻を食べに行ってきました。
今年もまた先斗町のいづもやさんに行って来ました。いづもやさんは先斗町四条を上がって(北に行って)2軒目にあります。1件目の角に交番がありその奥(1軒北隣り)になります。こちらは鰻のほかにも京料理、すき焼き、鍋物など宴会料理もお手ごろな価格で楽しめるお店で、家族連れなど少人数から20~30人程度の宴会にも利用できます。今日はそちらには座りませんでしたが、窓際の席からは席鴨川と南座が見えるいいロケーションです(写真5番目)。
以前はよくこちらを利用したんですけどね。コロナ禍以後、外食をする機会が減ってしまいましたので、こちらに来るのも夏土用の丑の日だけになってしまいましたね。土用の丑の日ということでお店の方が混むと嫌なので、開店の11時半の5分前ぐらいに行き席の方で待たせてもらいました。それでも私より先に来ていたお客さんが2組ありましたね。早めに行ってよかったです。
今日もいつものように鰻重とうざくを注文しました。鰻重には肝吸いとお漬物が付きます。お漬物は当たり前ですかね(笑)。蒸してから焼く江戸前の鰻はふわふわで美味しいです。
最後の写真のように、夏場は納涼床を楽しむこともできます。でも、実際には7月8月の納涼床は暑いですよ。涼しくないです。7月8月はエアコンに効いた涼しい室内で食事して、床は9月になってからがおすすめです。
北野天満宮・天神市 2023.7
本日は25日ですので、北野天満宮・天神市に行って来ました。朝起きるのしんどかったです(笑)。
夏場ですので先日の東寺・弘法市と同様に露店の出店は少なかったですね。参道も空き地が目立ってましたね。3番目の写真の左側が参道の西側になるのですが、この辺りはいつもなら植木や花の売り場が並ぶのですが、今日はほとんど出ていなかったですね。古物関係の店が多く出る北側の道も御前通も、出店が少なかったですね。普段なら道の両側に露店が出ているところが、今日は片側にしか出ていない感じでしたね。人も少なかったですしね。多分来月もこんな感じなんでしょうね。暑いから仕方ないですよね。もちろん、今日も収獲はありませんでした(笑)。
以前はこの時期ですとカブトムシやクワガタムシを売っていたのですが、もう何年も前から見なくなりましたね。
境内のあちこちに願い事の書かれた短冊の付いた七夕の笹が立てられていました。この時期毎年みられる光景ですね。京都市観光協会が、旧暦の七夕にあたる8月に「京の七夕」というイベントを毎年開催しており、市内の各エリアで七夕にちなんだイベントや鴨川納涼、寺院・神社の夜間特別拝観などが実施されます。ご関心のおありの方は、詳細につきまして下記のURLよりご確認ください。
https://www.kyokanko.or.jp/news/20230730_2
本殿前では今年も大福梅(おおふくうめ)になる梅を干す「土用干し」が行われていました。大福梅は1年の無病息災を祈願してお正月元旦のお茶に入れていただく梅干しで、12月に販売されます。境内の梅の木から梅の実を収獲するのが毎年5月の天神さんの時で、そちらもこれまでは毎年ご報告していたのですが、今年は5月の天神さんの日がソウルに行って帰国した次の日でしたので、お休みしていたんですよね(笑)。
今日現地到着したのが朝9時ちょっと前だったのですが、絵馬堂で行われる猿回しはまだ準備中でした。帰りにもう1回寄ってみた時もまだ始まっていなかったのですが、おねえさんとお猿が出てきていたので、写真だけ撮らせてもらいました。
絵馬堂奥の「古札 納所」の立て札(最後の写真)を見て、昨年の茅の輪守を納めるために持って来るのを忘れたことに気付きました。玄関にまで置いてたんですけどね。毎年こんな感じですね(笑)。
昨夜の晩酌(溜と垂の巻)
各地で梅雨明け宣言が出されていますね。近畿は2日ほど前に出たと思いますが、もう九州を除くほぼ全国が梅雨明けしたようです。九州より関東や東北が先に梅雨明けなんですね。梅雨というのは、梅雨前線が南から北へ移動して行くので、南から順に明けていくものというのが我々の常識でしたが、今年の梅雨前線の動きというのは、そんな単純なものではなかったですね。
梅雨明けしたら、これからは猛暑日が続くんでしょうね。昨日は猛暑日で、今日も多分京都は35℃超えでしょう。これからまだ一か月程はこれが続くんでしょうね。考えただけでもしんどいです。エアコンつけたままにしないと夜眠れないし、夏場は電気代もかかるので大変です。
そんな猛暑の中、昨夜の晩酌です。
見込みのビードロ釉が大変美しい盃は、焼成時に窯の中で傾いた状態になっていたことにより、このように釉溜りが生じたものです。時代は李朝末期だと思いますが、これほど大きくて立派な釉溜りは他に見たことがありません。宝石のようで実にいい景色です。口縁に2か所金継がありますが、前回使用した際に、金継した箇所のうちの1箇所が外れてしまいました。直しをお願いして戻って来てから初めて使ってみました。店に出していたのですが昨日持ち帰り、今日持ってくるのを忘れてしまいましたね(笑)。
徳利の方は、自然釉がダラダラ、ボタボタと豪快に垂れた高麗の土器です。なかなかの素晴らしい景色ですが、残念ながらこの徳利もキズ物です。写真にあるように、自然釉が垂れているのと反対側の面に結構大きめの直しがあります。この部分、最初は共直しがされてい分からなかったのですが、煮沸したら出て来ましたよ(笑)。それで銀直しにしてもらい、現在の姿となりました。
お料理の方ですが、焼き鱧は李朝後期分院の染付壽字紋皿に、焼き鱧入り胡瓜の酢の物は三島の小鉢に、豆腐素麺は李朝初期の堅手茶碗に、ほうれん草のお浸しは李朝初期の白磁小皿に、それぞれ盛り付けてみました。
この時期は鱧が旬で美味しいです。祇園祭のことを「鱧祭」とも言うということはよく知られていますね。私も鱧大好きです。焼いた鱧も落とし(湯引き)も天ぷらも全部好きです。
東寺・弘法市 2023.7
今シーズン米メジャーのアスレチックスに移籍した元阪神の藤浪投手のオリオールズへの移籍が、昨日発表されましたね。移籍先のオリオールズは、アメリカンリーグ東地区で首位のチームですね。アスレチックスは同リーグの西地区で断トツの最下位でしたから、優勝争いができるチームに移籍したことはいいことでしょう。リリーフに回って先月の下旬ごろからは四球が無くなり結果を出していましたからね。得意の英語力を駆使して早くチームに馴染み、新しいチームで地区優勝に貢献できるよう、頑張ってほしいですね。これからしっかりと結果を残すことが大事ですからね。
今日は21日で東寺・弘法市の開催日です。朝、ちょっとだけ二度寝してしまいまして、いつもよりちょっと遅めの9時半頃に現地到着しました。今日も朝から暑かったですね。今日も猛暑日なんでしょうね多分。夏場7月、8月は露店の出店が減るんですよね。特に食品を売るお店は少なくなりますね。夏場は干し芋も出ませんし、いつもよく野菜(主に根菜類)を買うお店も出店しません。骨董関係のお店も出店が少なかったですね。そんな訳で、今日も収獲は無しでした。毎度のことで(笑)。出店も少なかったですが、お客さんも今日は少なめでしたね。暑いですからね。それでも外国人観光客は多かったですね。
今年も蓮の花がきれいに咲いてましたね。毎年7月はそれが楽しみです。
マッサージのお店もあって、施術を受けている人もいました(写真10番目、蓮の花4枚の次)。でもやっぱり、夏場はクーラーの効いた涼しい部屋で受けたいですね。炎天下でマッサージ師さんが倒れないか心配ですね。
帰りに九条通りを歩いていると、お堀にアオサギとカメがいました(写真15番目)。サギではなくて鶴だったら鶴亀で縁起が良かったんですけどね(笑)。まあ、カメの方も外来種のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)でしたからね(笑)。
その九条通りに面したお堀を東に向かって歩いていると、お堀の水がなく干上がっていました(写真16番目)。しかも干上がってひび割れた泥の上には、何かが這い回ったような跡が残されていました(写真17番目)。カメが這った跡でしょうかね?何だったんでしょうか?
店に着いて、土用餅(あんころ餅)を李朝の八角盆と白磁祭器台皿でいただきました。昨日が土用の入りでした。土用餅(あんころ餅)は、本来土用の入りに食べるものですが、まあ1日ぐらいはいいでしょう(笑)。子供のころは、あんころ餅と言ったらこしあんの物だったと記憶していますが、今は粒あんもあります。私は粒あん好きですので、こしあんと粒あん一つずついただきました。
祇園祭 はり清「季節の折詰弁当」
大雨による被害が続いていますね。先週までは九州北部地域だったんですが、前線が北に移動し、秋田の方でまた被害が出ていますね。国内だけでなくお隣韓国でも大雨による大きな被害が出ているようです。韓国中部の忠清北道の清州で地下道が浸水したりで40名ぐらい亡くなっているようです。国内も韓国もですが、出来るだけ被害が少なく済んで、早く復旧できるといいんですけどね。
もう日付が変わってしまいましたので昨日のことになるのですが、17日は京都では祇園祭の山鉾巡行と神幸祭が行なわれました。祇園祭も今年は4年ぶりに通常通りの開催となり、さらには15日(土)から今日までが3連休でしたので、人の出も尋常ではないほどに多かったですね。外国人観光客も増えましたからね。今年の人出はコロナ禍以前以上だったように感じました。宵山に山鉾巡行や神幸祭にも一切出掛けていません。巡行の写真はTVの画面を撮ったものです(笑)。毎年地元のKBS京都で朝8時半から中継しますので、それを今年もちょこっとだけ観ました。家でTVで観るのがよく見えるし涼しいのでいいですよ(笑)。
毎年宵山から巡行・神幸祭の期間中の1日に、夕食を実家に呼ばれに行ってお寿司の松花堂弁当をいただいていましたが、今年は私が東山区大黒町通五条下ルの「はり清」の季節の折詰弁当をご馳走しました。いつもいただいた物ばかりで晩酌していますが、たまにはご馳走することだってあるんですよ(笑)。
はり清は江戸時代万治二年(1659年)開業とのことですから、創業三百六十有余年という京料理の老舗です。コロナ禍以前にはお店の方にも伺っていたのですが、コロナ禍でお店での営業ができない時期にお弁当の配達を始められましたので、それ以降はこちらの方を時々利用させていただいていました。お弁当も久しぶりにいただきました。またお店の方にも伺いたいとは思っています。はり清について詳しくはお店ホームページにてご確認ください。
※「はり清」ホームページはこちら https://harise-kyoto.com/
昨夜の晩酌(青華コンビの巻)
昨日は病院の日でしたので、こちらの「お知らせ」欄でご案内した通り店を開けるのが遅くなりました。午後3時以降に開店とお知らせしていたのですが、2時には店に着きましたね。まあ、お客さんは無かったですけどね(笑)。
検査の方も問題ありませんでしたので、昨夜はすぐに晩酌です(笑)。昨日は阪神戦のTV中継がこちらの地域ではありませんでしたので、少し残念でしたが、まあ昨日は負けましたからね4-0で。負け試合は観られなくてもいいです(笑)。
染付牡丹紋の盃は、李朝後期分院の作です。口縁部に窯キズと胴部にヒッツキの剥がれのような跡が見られますが、他にキズや直しはないものです。見込みに染付で書かれている字は「福」の字だと思いますが、字が小さいのちょうど字の真ん中あたりにフリモノがあり、ちょっと判別しずらいですが「福」でいいと思います。サイズもよく日本酒を飲むのには大変よいです。ただ、このような分院の染付盃も何点か持っていますが、使うことは少ないですね。個人的には使うたびに味がついて育っていく姿が目に見えるような盃が、育てがいがあって好きです。
染付の丸っこい徳利は乳瓶です。乳瓶は初めての母乳をお供えする器と言われています。染付で蘭草紋が両面に描かれていますがかなり崩れた感じの絵です。染付の色も黒っぽいです。こちらは民窯の染付蘭草紋徳利(乳瓶)でいいと思います。李朝の乳瓶というと白磁の面取の物がよく知られており人気ですね。ただ、その手の物は容量が1合にも全く満たず酒器として使用するのが難しいものが多いですが、こちらは容量が2合ぐらいです。
お料理の方ですが、牛肉とキノコ、インゲンの卵の煎り付けオイスターソース炒めは李朝初期の堅手皿に、おからは三島の小鉢に、ブロッコリーのお浸しは李朝初期白磁の小皿に、ちりめん山椒は李朝初期堅手の平盃に、それぞれ盛り付けてみました。