「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(本日巷で話題の7月5日の巻)
九州南部のトカラ列島で地震が頻発しており、もう1週間以上続いているのではないでしょうか。震度6弱の強い揺れもあったようで、住民の方々は毎日不安な生活を送ってられるでしょうね。島外への避難が行われている島もあるようです。気象庁でもこの地震が今後いつ頃まで続くかについては予測できないようですね。巷では今日7月5日に日本で大地震が発生するという7月5日大災害説が、以前から出回っていますが、こちらは根拠のない話ですけどね。それはともかく、トカラ列島の地震が早く落ち着いてくれればいいんですけどね。
我がタイガースは、セ・パ交流戦で7連敗したりと調子を落としてたんですが、交流戦明けは好調で現在6連勝中です。特に7月に入ってからは巨人に1点差勝利の3タテ、昨日はDeNAに終盤逆転勝ちなど勝利の内容もいいです。これからは全試合ナイターになるので、自宅でビール飲みながらの観戦が楽しみです。
晩酌の方ですが、昨日は鱧ごはんをいただきましたので、また急遽飲みとなりました。7月は祇園祭の月で別名鱧祭りとも呼ばれますのでね。鱧を食べないといけません。私は鰻もですが鱧も大好きです。今月は土用の丑の日が2回ありますので、両方食べられて嬉しい限りです。
赤上がりの盃は今が2025年ですから、20年以上前になりますかね。ソウルの骨董街で入手しました。以前にもご紹介しましたが、この盃は1年かそれ以上かけて購入しています(笑)。ソウルに行くたびに値段を訊いて交渉したのですが、なかなか値段が合いませんでした。それがある時値段を訊いたら、それまでよりずいぶん安い値段を言って来たので、ようやく購入出来ました(笑)。赤黒い肌に深く貫入が刻まれており、見込みには釉垂れも見られます。お酒を注ぐとそれらが更にくっきりと浮き上がって来ます。アジがよく見どころも多い盃です。サイズはやや小さめですが、小さすぎることは無く盃に適したサイズです。無傷なのも嬉しいところです。
黒釉の徳利も以前にご紹介したことがあります。と言っても、もうずいぶん前になると思います。久しぶりの登板でした。俗に高麗徳利と呼ばれるタイプのものですね。これも入手したのは盃と近い時期になるかと思います。このようなコロリンチョンとした丸っこい形の徳利が私は好きです。容量は1合1勺~2勺ぐらいかと思います。小さいですが丸っこいので結構入ります。こちらもキズや直しは無く無傷です。
お料理の方ですが、モロヘイヤのお浸しは三島の小鉢に、筍と蕨とワカメの煮物は李朝初期白磁の小鉢に、蓮根のきんぴらは李朝初期堅手の平盃に、それぞれ盛り付けてみました。
昨夜の晩酌(梅雨の猛暑日の巻)
まだ梅雨も明けていないのに毎日暑いですね。京都は今週に入って1日だけ34℃の日がありましたが、あとは全て35℃超えの猛暑日でしたね。この暑さは今週中は続くようですね。店まで夏場以外は歩いて来ているのですが、さすがに昨日からはバスを利用しています。例年に比べるとちょっと早いんですけどね。バスもね、いつも外国人観光客で混みこみなんで、かなわんのですけどね。
米メジャーリーグ ドジャーズの大谷選手が二刀流復活ですね。嬉しい反面、無理してまた怪我したりしなければいいんですけどね。心配です。
野球といえば私はタイガースなんですが、交流戦に入っても前半戦は調子よかったんですが、後半になって7連敗ですよ。リリーフ陣が充実してますので、前半でリードして終盤はリリーフ陣が抑えて勝つというパターンだったんですが、終盤にリリーフ陣がリードを守れずに逆転負けする試合が続いてるんですよね。こちらも心配です。
昨日は祇園 椿のすき焼き弁当をいただきましたので、また飲みとなりました(笑)。
久しぶりの登板の盃はその形から明器と思われます。盃として使える明器は酒器としては小さすぎるサイズの物が多いのですが、これは大きくてまさに盃としてよいサイズです。形も立ち上がりよく口に向かってすぼんでいるのですが、お酒はスルスルと入って来ていていい感じです。入手した当初は全体的に薄っすらとカセがありましたが、その間の使用により肌がしっとりとよい手触りになって来て、今は気にならなくなっています。サイズは高さ5.4cm、口径4.8cm、胴径6.2cmです。キズや直しもありません。もう一つ同じような明器の盃がペアであったのですが、そちらは売れてしまいました。
白象嵌の三島徳利は、もうずいぶん久しぶりの登板となります。口部を欠いていて口にぐるりと全て金直しが施されていますが、よく出来た直しで問題はありません。高台が写真のようにすり整えられています。多分、砂や小さな石などが付いていたため、安定が悪く膳などに置いた際にキズが付かないように磨られたものだと思います。安定はしていますが、写真のように傾いて立っています(笑)。容量は1合6勺ほどです。
付け合わせのお料理ですが、タコと胡瓜とワカメの酢の物は三島の平盃に、うずら卵の酒粕漬けは高麗青磁の小皿に、枝豆は李朝後期分院の白磁豆皿に、それぞれ盛り付けてみました。
昨夜の晩酌(梅雨入りの巻)
昨日から近畿地方も梅雨入りしたようです。昨日は午後から雨が降り出しました。昨日はそれ程強い雨ではありませんでしたが、今日は朝から本降りな感じでしっかりと降ってます。これから1か月ぐらいはこんな天気が続き、その後は猛暑の期間が3か月ぐらい続くんですね。
九州では昨日から線状降水帯の発生による大雨の被害が心配されていますね。九州は毎年大雨やら台風で被害を受けてられるのでお気の毒な限りです。大きな被害が無ければいいんですけどね。
線状降水帯という言葉も10年ぐらい前からでしょうかね、そんな言葉を聞くようになったのは。それまでは「ゲリラ豪雨」といって短期集中の豪雨というのはよくあったんですが、線状降水帯になるとそれが丸1日とか2日続く訳ですから恐ろしいですね。
そんなお天気で明日も京都府南部の予報は降水確率100%ですので、明日開催予定だった平安蚤の市は開催中止が決定されています。「お知らせ」欄で既にご案内済みですが。
そんな梅雨入りの日の昨夜の晩酌です。昨日はまた鰻弁当をいただいたので、飲みとなりました。
アジのよい半筒形の堅手盃は、久しぶりに使いましたね。以前にもこちらで何度かご紹介したことがあるものです。ベタ底の砂付きですが、底があまりザラついた感じでは無いのが使いやすくていいです。釉薬にカセも無く艶々しています。無傷といってよい状態です。サイズはやや小さめで口径6~6.5㎝ぐらい、高さ3~3.5cmぐらいでしょうか。入手してもう20年に近くなるかも知れませんね。
自然釉が胴部をダラダラ、ボタボタと豪快に垂れた高麗土器の徳利も久しぶりの登板でした。この景色がなかなか素晴らしいのですが、残念ながらこちらはキズ物です。8番目(最後から2番目)の写真にあるように、胴部の自然釉が垂れているのと反対側の面に、大きめの直しがあります。掘りの時にガチンと当てたんでしょうね。最初は共直しがされていたものを銀直しにしてもらったものです。
添え物のお料理の方ですが、おぼろ豆腐は高麗青磁の陽刻八角小鉢に、ちょっと写真では分かり難いですが刺身こんにゃくは李朝後期分院の白磁小皿に、それぞれ盛り付けてみました。
昨夜の晩酌(金継ぎ刷毛目コンビの巻)
一昨日でしたかねミスタージャイアン長嶋茂雄さんがお亡くなりになりましたね。私が小学生の頃にジャイアンツが9連覇してましたが、その時に王貞治さんとともに連覇へと導いた人でしたからね。私は阪神ファンですからONは大嫌いでしたね(笑)。またいやな時にしっかり打たれてたんですよね(笑)。展覧ホーマーなんかは私が生まれる前の話ですが、私が印象に残ってるのは70年代に阪神に上田次郎投手という方がいたんですよね。その方は1年間だけものすごく活躍されて22勝でしたかそれぐらい勝利をあげられたんですが、その年の巨人戦でノーヒットノーランまであと一人というところで、長嶋さんにヒット打たれて達成ならずということがありました。緊迫した場面だったんですが、長嶋さんがいきなり初球をとらえてレフト前ヒットでした(笑)。エーッ初球から打つなよっていう感じでしたね(笑)。成績・実績ということを越えて、監督時代もあわせてこれだけ愛された野球人は他にいませんでしたね。ご冥福をお祈りいたします。
久しぶりに晩酌です。どうも酒器を揃えて日本酒で晩酌というのがなかなかしんどい日々が続き、間隔が空いてしまいましたね(笑)。副題にもありますように、昨夜の酒器は金継ぎの刷毛目徳利と盃のコンビになりました。実は以前にもこの組み合わせがありましたね(笑)。
刷毛目の徳利は入手時には口部に共直しあるだけだと思っていたのですが、家で煮沸してみると胴部に多数の共直しされている箇所が現れました(笑)。刷毛目の白泥が剥がれ落ちた分を共直ししていたんですね。こういう共直しは気を付けてみてもなかなか見つけるのは難しいですね。時間が経てばその部分が変色してきたりするのですが、直してからあまり時間が経ってなくて上手にしてあるとなかなか分からないですね。口部や高台部というのは最初から共直しが無いか疑って見るんですけどね。サイズは容量1合2勺程と独酌に最適なよいサイズの徳利です。
刷毛目の盃の方は、これは入手時には無傷完品だった物を、私が割ってしまったもので、それで金継ぎしてもらった物です。なので金継ぎになるまでの経緯が違いますね。きれいに3つに割れました(笑)。完品でなくなったのは惜しいですが、きれいに割れた分きれいに継いでもらえました。口径が10cm切りの貴重なサイズです。刷毛目の白泥は薄めですが、使用によりいい感じに味がつき、とろとろによく育ちました。アジが付き過ぎて刷毛目なのかも分かりづらい感じです。
お料理の方ですが、イカと野菜の甘辛炒めは李朝後期分院の白磁皿に、小芋煮は高麗青磁の小鉢に、胡瓜の酢の物は李朝初期白磁の平盃に、茄子の胡麻和えは李朝初期堅手の小皿にそれぞれ盛り付けてみました。
昨夜の晩酌(久しぶりの晩酌とアジのいい盃の巻)
最近お昼間が暑くなりましたね。今日は昨夜遅くから雨が降り続いてましたので、それほどではないですが。何か今年は梅雨入りが例年より早くなりそうですが、九州南部が沖縄より先に梅雨入りしたようですね。もちろん過去には無かったことのようです。東海地方が先に梅雨入りしたという例は過去に1度あったみたいですが。京都では6月の初旬ごろに梅雨入りして、7月の祇園祭の山鉾巡行の頃に明けるという印象なんですけどね。梅雨入りが早かったら早く明けてくれたらいいんですけどね。
昨夜はちょっと久しぶりになりました、こちらでご紹介する晩酌です。そう言って毎晩ビール(正確には発泡酒「麦とホップ」)は飲んでるんですけどね(笑)。日本酒で李朝酒器と食器でとなると、やっぱり気合い入れないといけませんのでね(笑)。それとやっぱり胃もたれがするので、日本酒はちょっと重たいんですよね。普段の夕飯はビールでおかずを流し込んでるっていう感じですかね(笑)。でもまあ、そろそろやるかっていう感じで、いつもどおりいただいたお料理で阪神戦のナイター中継を観ながらの昨夜の晩酌でした。阪神負けましたけどね。
いいアジに育った李朝後期~末期の民窯の盃は、もう入手して20年ぐらいになると思います。その頃にソウルの踏十里古美術商街で見つけたものです。最初はこんなにアジのついた物ではなく、サイズのいい白い盃という感じでしたが、入手して1年ぐらいの間に使い倒して育てました。さらに歳月を経て今ではたまにしか出番がなくなりましたが、自分が育てて来たアジのいい盃というのはやっぱり格別なものがありますね。画像では分かり難いですが、現物は見込みや底部脇などにはもっと赤みが強く出ています。こちらは非売品です。
青みの強いきれいな肌の堅手徳利は、入手したのは盃よりは少し後だったように思います。口部に欠けの金継ぎが2箇所あるキズ物ではありますが、それが普段使いには気軽でいいんですよね。フリモノも少しあったりしますが、釉薬の状態は良くすべすべのお肌です。容量は1合3勺ぐらいだったと思うんですが、独酌にピッタリなサイズです。それとこの徳利は穴が大きいので使いやすくていいですね。高台に窯割れがありますが、漏れはありません。
お料理の方ですが、白身魚(鱈)のフライは李朝後期分院の白磁皿に、肉じゃがは李朝初期白磁の小鉢に、ブロッコリーのお浸しは三島の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。
昨夜の晩酌(GW連夜の飲みの巻)
昨日からゴールデンウィーク終盤の4連休に入りました。間に平日3日を挟んで2回の4連休。平日3日休んだら11連休ですが、さすがにそんなに休める人はなかなかいないでしょうね。私はその間も毎日店に出て来ていて何ら普段と変わりなく過ごしております。連休終了後の7日(水)は定休日ですので、世間が連休を終えて働き始める日にこちらはお休みします(笑)。
今日4日(日)は第1日曜でしたので東寺ガラクタ市の開催日だったのですが、今月も行かずでした。もうここ2年ぐらい顔出してないんですかね。今大阪で開催中の老松古美術祭も、もう5,6年は行ってないですかね。大阪は遠いですからね。行くと店開けるのが午後1時以降ぐらいになってしまいますからね。
前日も祇園 椿の鱧丼弁当いただきましたので急遽飲みとなっていたんですが、昨夜も鯛のあら炊きをいただきましたので、連夜の飲みとなってしまいました。
いいアジになることを期待して使っている盃なんですが、なかなか思うようには育ってくれませんね。アジがつき始めてもう数年なるので、ここから加速して育って行ってくれればと思っているのですが、今年初めに使った時とほとんど変わりが無いように感じました。まあ、一昔前のように育てたい盃があれば連日続けて使って育てるというようなことも、今ではできなくなってしまいましたから、仕方が無いんですけどね。昨夜久しぶりに使いながら、何とも惜しいなと思ってしまいました。キズも無くサイズもいい盃なんですけどね
俗に高麗徳利と呼ばれるこの徳利も、こちらで何度かご紹介しています。ここでは結構久しぶりな感じがしますね。この徳利はソウル在住だった90年代に入手し当時よく使っていたものです。口縁部にある4か所の金継ぎは、その当時私がしたものです。入手して持ち帰って煮沸すると口縁部に欠けの共直し4か所が現れました(笑)。そんな訳で決して出来のいい金継ぎではありませんが、残り少なくなった私が金継ぎした器の一つです。コロリンチョンとしたフォルムが可愛らしいです。容量は2合弱ぐらいだったと思います。
お料理の方ですが、鯛のあら炊きは李朝後期分院の染付「壽」紋の大皿に、鳥肝煮は李朝初期白磁の小皿に、小松菜と平天の炊いたんは李朝初期白磁の平盃に、筍と蕗の佃煮は李朝後期分院の白磁小皿に、それぞれ盛り付けてみました。
昨夜の晩酌(椿の鱧丼の巻)
ゴールデンウィークも終盤になり今日からまた4連休ですね。相変わらずこちらは外国人だらけです。色んな国から団体で来てますね。その一方で、日本人はと言いますと自宅や近所で過ごすという人の割合が多いようですね。この物価高の中この時期はどこへ行ってもGW料金で高いですからね。ホテルの宿泊費なんかも3万円台が当たり前のようですね。カプセルホテルで1泊18,000円とかとってるんですからね。驚きましたよ。あんなもの元々3,000円ぐらいで泊まれたもんでしょう?びっくりですよ。大分戻したとは言え円も弱いですから、海外旅行もなかなかハードルが高いですからね。
海外旅行と言えば、最近韓国へ旅行に行った人が現地の米を5㎏とか買って持って帰ってくる人が増えてるようですね。昨年から米価が高騰してますからね。韓国だと多分今の日本の半額では買えると思いますからね。
昨日はまたエエお弁当をもらいましたので飲みとなりましたね(笑)。祇園の椿というお店の鱧丼弁当をいただきました。ご飯の上に焼き鱧と出汁巻が並べられたお弁当です。私は鰻と並んでこの鱧も大好きなんですよね。鱧は落とし(湯引き)や天ぷらも美味しいですね。
酒器の方ですが、李朝初期堅手の高脚盃は20年ぐらい前にソウル仁寺洞の骨董店で入手した物です。お店の方は今はもう無くなってしまいましたが。こちらでも何度かご紹介したものです。口縁に一箇所小さな金継ぎはあるのですが、釉薬にカセもなくコンディションの大変良い盃です。サイズも口径8cmと申し分なしです。久しぶりに使ってみました。
伊羅保手の徳利もこちらで何度かご紹介させていただいております。こちらはキズや直しの無い無傷完品です。容量は約2合程は入りますからね。かつてはそれがよかったんですが、今は大き過ぎますね(笑)。この手のこの時代の徳利は口が盤口の物が多いのですが、この徳利はそうではありませんね。
付け合わせのお料理の方ですが、筍と蕗の煮物はこちらも伊羅保手の小鉢に、煮豆は李朝末期分院の染付「福」字紋の豆皿に、それぞれ盛り付けてみました。
昨夜の晩酌(エエお弁当の巻)
最近は暖かいのではなくて暑いですね。これ先週からですよね。まだ4月ですけど、ほぼずっと日中は夏日が続いていますね。その前までは寒の戻りがあって寒かったんですけどね。体がまだ暑さに慣れていないので、毎日しんどいです。朝晩はまだ涼しかったりするので一日の気温の差も10℃以上あったりします。何かここ数年は毎年こんな感じだったような気がします。異常気象が今や異常ではなくなってきているのが、実にイヤですよね。
昨日は定休日でしたが、夕飯に祇園 かじ正(かじしょう)のエエお弁当をもらいましたので、急遽飲みとなりました。昨晩はテレビで阪神vs.DeNA戦のナイター中継を観ながらの晩酌となりました。昨日は関東の方は午後も結構雨が降っていたようでしたので、横浜球場は試合ができるのか心配していましたが、無事にプレイボールとなりました。試合は延長戦の末、大山選手の今シーズン第1号ホームランが決勝点になり、阪神が勝利しました。よかったです。
晩酌の方ですが、見込みのビードロ釉が大変美しい盃は、ソウルにいた90年代に踏十里古美術商街で入手したものです。焼成時に窯の中で傾いた状態になっていたことにより、このように大きく深い釉溜りが生じたものです。5番目の写真で砂付きの様子を見ていただければ、窯の中で傾いていたことが推察されますね。これほど大きくて立派な釉溜りは他に見たことがありません。正に宝石のようでいい景色です。久しぶりに使ってみましたが、やはりこのビードロ釉は魅力的ですね。写真ではこの美しい色が十分に伝わらないのが残念です。口縁に金継が2か所あります。
徳利の方は私のお気に入りの三島徳利です。この徳利がこちらでの最多登板数で間違いないです(笑)。迷ったらこいつ。肌にカセが無く触り心地のいい滑々肌の徳利です。口部にやや大きめの欠けの金直しが2箇所ありますが、容量1合2勺程度のよいサイズ、穴が大きく注ぎやすいです。
明日は25日ですので、朝から北野天満宮に行って来ます。
昨夜の晩酌(傾き青磁大盃の巻)
トランプ米大統領が先日発動した相互関税の一部を90日間一時停止することを発表しましたね。但し、報復関税を発動した中国に対しては追加関税をさらに125%に引き上げて即時発効させるようです。トランプ氏の仕掛けた貿易戦争の矛先は中国に絞られたということなんでしょうか。日本に対する関税は10%にとどまるのでしょうか。日本では「アメリカと交渉だ」「この国難に当たって国民に現金5万円支給だ」と大騒ぎしてたんですが、これで解決なんでしょうかね。この先どうなっていくのか引き続き注目ですね。
久しぶりの昨夜の晩酌です。前回3月17日だったようですから、結構間隔が空きましたね。先週のソウル訪問のご報告は一休みしてということですが、まあでもソウルで購入した韓国産のキムチを使って作ったトゥブキムチ(豆腐キムチ)をあてにした晩酌ですから、関連が無い訳ではないんですけどね。
今回のトゥブキムチは韓国産キムチ・木綿豆腐・豚肉・玉ねぎ・ネギを使いました。日本のキムチだと甘いので味付けは加えませんが、今回は韓国産のキムチでしたので、焼き肉のタレを少しだけ加えています。トゥブキムチの時は酒はマッコリにします。こちらは日本のマッコリでやっぱり甘すぎるため、冷蔵庫で冷やさずに氷を入れました。これで甘さ加減が調整できますので。
盃は高麗青磁の大盃です。こちらで初めてのご紹介になります。丸っこい可愛らしいフォルムで酒がたっぷり入ります。これはやっぱりマッコリ用にと考えて入手した物です。この盃は傾きが結構すごいです。お酒を注いだ時にひっくり返らないか心配なぐらいの傾きです。元々はもっと傾きがひどかったようで、高台の底部の一部が擦り落されています。口縁部に金継ぎが4か所、ニュウも2本だったと思いますがあります。今後もまたマッコリの時には活躍してもらおうと思ってます。
片口の方もマッコリの時にいつも使っています。アジがいいというよりはアジ付き過ぎの片口です。ここまでいいアジに育っていますが、これが油でないところがありがたいですね。大概いい感じで染みがあっていいアジと思っていると、実は油臭いということが多いですからね。注ぎ口のところに鉄砂が掛けられているのも希少ですし、無傷というのも嬉しいところです。
また明日以降、ソウル訪問のご報告をもう少し続けていきます。
昨夜の晩酌(我がタイガース世界一の巻)
先週にようやく確定申告も終えることができましたので、少し心が落ち着きましたね。私はぎりぎりになって追い込まれないと始められないんですよね(笑)。大した商売をしている訳ではないので、やり始めればすぐに出来るんですけどね(笑)。
米野球メジャーリーグの開幕戦が東京ドームで行われるため、ドジャーズとカブスの選手が来日中で、明日から両チーム対戦の3連戦が行われます。その前のプレシーズンゲームで阪神と巨人がドジャーズ・カブスの両チームとそれぞれ戦いましたが、我が阪神タイガースは両チームに対して3対0で完封勝利しました。佐藤選手のホームランも出ましたし、両軍を完封したタイガースの投手陣は今や日本一の層の厚さですからね。ワールドシリーズ優勝のドジャーズに勝った我がタイガースは世界1ですね(笑)。シーズン開幕後もこの勢いで優勝目指して欲しいですね。
ちょっと久しぶりな感じになりましたが、昨夜の晩酌です。
三島の白黒象嵌徳利はこれまでにも何度かこちらでご紹介しています。象嵌で描かれた柳の図柄が四面に配されています。それぞれ少しずつその姿に違いがあります。口部は半分近くを欠いており金直しが施されています。注口の穴がやや小さめですが、まあこれぐらいは許容範囲内でしょう。容量は1合2勺程度と思います。独酌にはぴったりのサイズです。
赤上がりの盃も以前何度かこちらでご紹介しています。20年近く前になると思いますが、ソウルの長安坪古美術商街で入手しました。他に見たことがないぐらい肌の色が赤いというか赤黒いです。写真で見る以上に現物は赤黒いです。酒を注ぐと貫入も深く現れさらにいい肌の色になります。サイズは口径が6㎝ぐらいだったと思います。実はこの盃、当時なかなか値段の折り合いがつかず、初見から1年以上かかってようやく入手した物でした。
お料理の方ですが。白身魚フリッターの甘口チリソースは李朝後期分院の染付壽紋大皿に、切り干し大根煮は伊羅保手の小鉢に、水菜とお揚げの炊いたんは李朝初期白磁の小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。