平安蚤の市 2023.5
今月は今日16日が平安蚤の市の開催日でしたので、店を開ける前に見に行ってきました。
平安蚤の市は、基本毎月10日またはその前後数日に開催されるのですが、今月は16日と約1週間遅い開催日でした。先月は2回開催の予定だったのですが、2回とも悪天候による中止となっていましたが、今日はお天気にも恵まれ無事開催されました。予報では今日の京都は最高気温が28℃と予想されていますので、午後からは暑いでしょうね。
先月開催されなかったこともあってか、今日も朝から人の出が多かったですね。骨董の会でご一緒のNさんご夫婦は、今日はいつもと違う場所での出店でしたね。いつもの場所に出店されていなかったので、今日はお休みかと思っていたところ、帰る直前に出店を確認しました。ワインの木箱を数個並べてられましたが、1個売れていましたよ。よかったですね(写真3番目と4番目)。今日はお天気も良く来客も多いので、露店はみんな売り上げがよいでしょう。
今日もいつも通り収獲はなく、暑いので早々に店に向かいました。夏場の7、8月が紫外線が強いように思われますが、実は5月が1年で1番紫外線が強いのです。私は肌が弱いので、日差しを受けるとすぐに皮膚が真っ赤になり、ひどいとヤケドのようになってしまいます。なので早々に退散です(笑)。今日は店に出る前だったので、ワイシャツにスーツ着てたのでまだいいのですが、Tシャツだと特に首回りがひどく焼けてしまいます。
平安蚤の市は、開催地の岡崎公園内の平安神宮前広場に多い時には150店舗近くの骨董店、古道具店、古着店等が全国より集まる骨董市です。基本毎月10日開催です。平安蚤の市は京都の骨董市の中では新しいもので、始まって4年ぐらいになるでしょうか。次回は6月13日(火)開催予定です。
昨夜の晩酌(奇跡の一点の巻)
ここのところ気候の変動が激しくて体がしんどいです。気温の高い日が続いたかと思ったら、また低い日が数日続き、その後また熱くなりと。昼間暖かかった時期でも、いまだに朝晩は結構冷えます。体がついていきませんし、外出時に何を着ていけばいいか判断に困ります。夜寝る時もそうです。5月中旬になりましたが、寝具は冬物のままです。服の衣替えもできません。例年なら今の時期には、冬物をクリーニングに出して夏服を出すのですが、今年はまだできないでいます。今日からまたしばらくお天気の方も崩れるようですからね。なんか週末雨が多いですね。
昨夜もまた、いただいたものをあてに晩酌しましたよ(笑)。
ゴリっとしたぱっと見に唐津のようにも見える李朝盃は、昨夜久しぶりに使いましたね。90年代ソウルにいた時に現地で入手した物です。この盃、最初に見た時は無傷だったのですが、煮沸してみたら共直しが現れたという李朝古陶磁器を購入した際によくあるヤツでした(笑)。しかしながら、姿かたち、サイズもよく気に入っていましたので、当時自分で金継ぎした物です。口縁のほかに見込みの方にも欠けがあり、結構苦労したのですが、うまく出来ちゃいました(笑)。金継ぎはなかなかうまく行かないので、もう今は自分ではやらないのですが、当時時々奇跡的にうまく行くことがありましたね。その中の一点でした。まあ専門家が見れば全然ダメなのかも知れませんけどね(笑)。ソウルにいた時は、結構これで飲んでましたね。懐かしいです。
徳利は大きめの高麗青磁の徳利です。高麗青磁から三島への過渡期のものと思われ、製作された時期は李朝初期に入ってからではないかと思います。首の下の胴上部に輪線紋2本、その下の3面に菊花紋が象嵌されています。無傷で油臭もなく安心して徳利として使えます。ただ容量が大きくて2合を少し超えます。昔よく飲んでいた頃は、寝酒にこれでおかわりして飲んでましたからね。日本酒の前にはビールのロング缶2本を必ず飲んでました。それが毎晩でしたからね。今考えると恐ろしいですよね(笑)。
お料理の方ですが、イカ・貝柱と筍・ブロッコリーの炒め物は李朝初期の金海手の皿に、湯葉入りおぼろ豆腐は李朝後期分院の白磁皿に、水菜とお揚げの炊いたんは李朝初期の白磁小皿に、筍と蕗の佃煮は李朝初期の堅手豆皿に、それぞれ盛り付けてみました。
古裂會 第130回入札オークション下見会
最大9連休という今年のゴールデンウィークが終わり、京都も相変わらず外国人は多いですが、国内の観光客の方々が減ったので、やはり少しばかり街が落ち着いたようです。車も減りましたからね。
本日は水曜日で定休日ですが、古裂會の第130回入札オークション下見会が、京都市左京区岡崎公園内のみやこめっせ(京都市勧業館)で開催されましたので、見に行って来ました。
今日は10日ですので、まず実家で月参りを済ませてから行ったので、到着したのは11時頃だったでしょうか。10日というと同じ岡崎公園内で開催される平安蚤の市の開催日のイメージが強いのですが、今月の平安蚤の市の開催日は15日(月)なんですね。両方のイベントが同日に開催されていたことも多かったですしね。
今回ようやく会場の入り口前に立て看板が立てられていましたね(写真2番目)。これまでずっとこういった立て看板の類が無かったので、分かりにくかったんですよね。
今回は【特集】染織 漆工 でした。今回私が気になったのは写真の鬘コレクションです。舞妓・芸者・花魁など、様々な日本髪の鬘が大量に出品されていました。正確な数は分かりませんが、全部で100点近くあったのではないでしょうか。これだけ大量の日本髪の鬘はどこから出品されたのでしょうね。私はこれらの時代や値段についてはよくわかりませんが、これだけのコレクションなら日本髪や着物などを研究している機関では、ぜひ欲しいんではないでしょうかね。展示施設にちゃんと解説を付けて展示したらいいと思いました。写真を多めに載せていますのでご覧ください。
こちら古裂會さんは、業者だけでなく一般の方も参加できる開かれたオークションという形式を提供しておられまして、2か月に1回奇数月にこちらの「みやこめっせ(京都市勧業館)」で下見会が開催されます。
下見会は明日11日(木)も同じみやこめっせで10:00~16:00の時間帯で開催されます。
次回は7月11日(火)12日(水)に【特集】屏風 で会場みやこめっせにて開催されます。
昨夜の晩酌(ゴールデンウイーク終了の巻)
最大9連休の大型連休となった今年のゴールデンウィークも今日で最終日となりました。京都はとにかく人と車が多かったですね。人は外国人観光客、車は他府県ナンバーの車を多く見かけましたから、国内の観光客もかなり多かったんでしょうね。私個人にとっては、この期間中も通常通りに営業してましたので、何の変化もない生活でしたが。
またその間、一昨日には石川県を中心とした地域で大きな地震があり被害が心配されていますが、現地では地震発生翌日からの大雨で、さらなる二次災害も心配ですね。
今日は第1日曜日で東寺ガラクタ市の開催日ですが、本日は早朝から大雨でしたので行っておりません。昨日の時点で今日は早朝から1日大雨との予報でしたので、最初から行くつもりはありませんでしたけどね。平安蚤の市とは違い、こちらは雨天中止にはなりませんが、さすがにこの雨ではお店もほとんど出店しないでしょうしね。
昨夜は錦堺町の平野のお弁当をいただきましたので、それをあてに飲みとなりました。いただいたのが2段弁当だったんですね。ご飯は筍ご飯でしたね。私は基本飲む時は、炭水化物の摂りすぎになるのでご飯は食べませんが、こういう風にお弁当をいただいた時ぐらいですかね、ご飯も食べるのは。
堅手の輪花形の平盃は李朝初期のものです。白磁と言ってもいいのかも知れませんが、真っ白ではなくグレーなので堅手としておきます。こちらで以前に1度はご紹介していると思います。作りは大変薄手です。口縁に3か所小さな欠けの金継ぎがありますが、他にキズや直しはありません。これで肌つやがよく真っ白で無傷でしたら、私の手元には来ないですよね。
三島の徳利も以前ご紹介しています。口部の半部ほどを欠いており金直しが施されています。胴部の4面に柳が描かれています。キズ物ではありますが、容量は1合2勺程と独酌によいサイズです。
長期連休も今日で終わり、明日からまた通常の生活に戻らなければなりませんね。まあ私は何にも変わりないんですけどね(笑)。ただ、京都のこの人の多さというものは明日からも大差ないのでしょうね。連休前から外国人観光客多かったですからね。しかしながら、国内の観光客の方々が少なくなるでしょうから、車の方は少し減るのかも知れませんね。
5月5日 こどもの日 端午の節句 2023
最大9連休となった今年のゴールデンウィークも終盤となりました。残すところ今日を含めてあと3日ですね。
連休中、今週に入ってからはいいお天気が続いており、日中は暑いぐらいの日も多かったのですが、いいお天気も今日までで、明日からは雨の日が3日ほど続くみたいです。
今日5月5日は端午の節句、こどもの日ですので今年もまた、柏餅を李朝白磁祭器台皿に盛っていただきました。来年は粽(ちまき)にしてみようかと思ってます(笑)。
柏餅の中身は粒あんです。私はあんこは粒あんが好きですので、常に選択は粒あんです。関西では私が子供のころ、柏餅は味噌あんが主流だったように思いますが、私は好きではなかったですね。
5月5日こどもの日といえば鯉のぼりですね。今年も四条花見小路の一力さんの鯉のぼりを見て来ました。最近は街中で鯉のぼりを見ることは無くなってしまいましたね。
また、京都では「大将さん」と言って鎧兜や武者人形を5月になると飾ったのですが、そういうことしている家も少ないでしょうね。もう何年も前ですが、川端四条下ルの一平茶屋さんのお二階のお座敷に大将さんが出してあったことがありましたね。コロナ禍以後は外食しなくなりましたので、一平茶屋さんにも長いこと行っていませんね。
最後の写真は、一平茶屋さんの名物「かぶら蒸し」です(2020年6月撮影)。
今年も自宅裏の躑躅(ツツジ)が咲きましたが…
今年もまた自宅裏の躑躅(ツツジ)が咲きました。毎年ゴールデンウィークの頃に咲きます。で、今年も咲いたのですが、例年に比べると花の数が少ないです。また、例年だと葉っぱの方がもっと青々と茂っているのですが、今年は葉っぱの数も少なくスカスカな感じです。自宅2階の物干しから見て写真のひとかたまりと、今回は写真を載せていませんが、もう少し離れてさらに右側にもうひとかたまりが咲くのですが、そちらの方はさらに咲き始めも遅く花の付きも悪いです。
この写真、実は先月の28日に撮ったものでした。その時、例年のその時期に比べて花の数が少ないようでしたので、まだこれからかなと思って数日待ってみたのですが、もう今ではほとんどの花がしおれてしまいました。この写真を撮った時がピークだったんですね。木にも寿命というものがありますから、寂しいですがもうそろそろそれが近いのかも知れません。そういえば桜の方も今年は例年に比べると、花の付き具合がよくなかったようにも思いましたね。
しかしながら、とりあえずはまた今年もツツジの花が咲くのが見られたのはよかったです。毎年こうして同じことを繰り返し経験できることが、本当にとても幸せなことだと感謝しています。来年の春もまた、この自宅裏に桜とツツジが咲くのを見られることを楽しみしています。少なくてもいいから、来年もまた花を付けた自宅裏のツツジを見たいです。
5月になりました 2023
今日から5月です。ゴールデンウィーク真っ最中です。既にご連絡させていただいた通り、当店はゴールデンウィーク期間中も通常営業いたしております。お休みは定休日の3日(水)のみです。
今月の京都の骨董関連のイベントは下記のとおりです。
7日(日) 東寺ガラクタ市
10日(水) 古裂會 第130回入札オークション下見会(会場:左京区岡崎公園内「みやこめっせ」京都勧業館)
11日(水) 古裂會 第130回入札オークション下見会(会場:左京区岡崎公園内「みやこめっせ」京都勧業館)
16日(火) 平安蚤の市(開催地:左京区岡崎公園内平安神宮前広場)
21日(火) 東寺・弘法市
25日(土) 北野天満宮・天神市
ゴールデンウィーク期間中に開催されるのは、7日(第1日曜日)の東寺ガラクタ市だけですね。
先月は2回開催の予定でしたが、2回とも天候により中止となった平安蚤の市が今月は16日(水)に開催されます。今月は無事開催されるといいですね。
10日(水)・11日(木)には古裂會 第130回入札オークション下見会が開催されます。今回は【特集】染織 漆工です。
新型コロナも8日より感染症分類が5類となり、前倒しで29日から入国の際の検疫検査等も無くなりましたので、個人的にはそろそろソウルに行きたいとも思っています。
昨夜の晩酌(ゴールデンウィーク始まりの巻)
昨日からゴールデンウィークに突入しました。今年のゴールデンウィークは平日の5月1日と2日に休暇をとった場合、9連休になるという長期休暇です。ここ3年は新型コロナ禍で移動の制限がありましたが、今年のゴールデンウィークは国内外ともにそれらの制限もなくなりましたので、コロナ禍以前の状態に戻るものと思われます。京都は既に外国人観光客で賑わっていますが、この期間中はさらに国内の観光客も増えるのでしょうね。
海外への出国もコロナ禍以前の水準にまで増えるのでしょうね。ただ行先としては、欧米やオセアニア地域より近場のアジア圏が人気のようですね。私ももう3年以上ソウルに行けていませんので、ゴールデンウィークが過ぎて少し落ち着いた5月下旬頃には、またソウルに行きたいと思っていますが、まだ今のところは未定です。
昨夜は久しぶりの晩酌でした。と言うか、毎晩ビール(正確にはサッポロの「麦とホップ」です)で一杯やっているのですが、日本酒で李朝・高麗の酒器と器を使っての晩酌は久しぶりとなります。2週間ぐらい空いたのかも知れませんね。
盃の方は前回に続き平盃を使いました。李朝初期の堅手平盃です。平盃は口径の大きいものですと膳の上で結構場所をとってしまうので、あまり好きではないのですが、この平盃は口径が9.5cmほどですので、カサ張らず持ちやすいのでいいですね、このサイズのものは。写真ではなかなか分かりずらいのですが、青白色の釉薬がとても美しいです。さらに無傷であるということも嬉しいですね。店にあったものですが、久しぶりに使ってみたくなって昨日持ち帰りました。今日また持ってきてケースに戻しておくつもりだったのですが、持ってくるのを忘れてしまいましたね(笑)。明日は忘れないように持って来ましょう(笑)。
徳利の方も李朝初期の堅手です。こちらも青白色の釉薬が美しいのですが、残念ながらキズ物で口に2か所、大きめの欠けの金継ぎがあります。また、高台には窯傷もあります。しかしながら、容量は1合2勺ほどで独酌には最適なサイズです。よく使う徳利の一つですので、これまでもこちらで何度かご紹介しています。
お料理の方ですが、焼き鳥は李朝初期の堅手大皿に、ナムルは伊羅保手の小鉢に、胡麻豆腐は李朝末期分院の染付皿にそれぞれ盛り付けてみました。
明日からGW 第51回老松古美術祭開催
明日からいよいよゴールデンウィークに突入ですね。「お知らせ」欄でご連絡させていただいておりますが、当店はゴールデンウィーク期間中(4/29~5/7)も通常通り営業いたします。期間中のお休みは、定休日の5月3日(水)だけです。
京都でゴールデンウィーク期間中に開催される骨董関連のイベントは、第1日曜日5月7日(日)開催の東寺ガラクタ市だけですね。
明日29日(土)と30日(日)の2日間、開催地は京都ではなく大阪ですが、大阪市北区西天満の老松古美術街で第51回老松古美術が開催されます。こちらは毎年春と秋の年に2回開催されます。コロナ禍で開催中止が続いていましたが、ようやく昨年秋に3年ぶりに再開されました。参加店は約40軒ほどで、当日は各店で無料鑑定・買受けもしておられます。開催時間は10:00~17:00です。
老松古美術街の最寄り駅は、地下鉄「淀屋橋」駅・京阪電車「淀屋橋」「北浜」駅より徒歩で10分以内。阪急電車「梅田」駅からですと徒歩15分ぐらいかと思います。
詳細につきましては公式ホームページでご確認ください。
※老松古美術街公式ホームページ https://oimatsusai.jimdofree.com/
北野天満宮・天神市 2023.4
軍事衝突が続くアフリカ・スーダンの首都ハルツームから、58名の在留邦人の退避が自衛隊機やフランスの協力を得て完了したようですね。まだスーダン南部に1人退避を希望する日本人が残っているようなので、一刻も早く無事に退避できることを願います。
プロ野球阪神タイガースからポスティングでアメリカメジャーのアスレチックスへ移籍した藤波投手ですが、開幕から4試合に先発して0勝4敗と苦しい投球が続いていますね。今後アスレチックスは藤波投手をリリーフに配置転換するようです。本人は阪神時代から先発にこだわって来たようですが、私は阪神時代から藤波投手はストッパーやセットアッパーとして1イニング限定で投げる方が向いていると思っていましたので、この配置転換はいいのではないかと思っています。実際に一昨年阪神ではそれで結果を出していましたからね。藤波投手がリリーフとして結果を残してくれるよう祈っています。ここで結果を残せないようだと、メジャー残留も厳しくなりますからね。
前置きが長くなってしまいましたが、今日は25日ですので、朝から北野天満宮の天神さんに行って来ました。昨日の天気予報でも今日は午前中から雨が降り始めるということだったのですが、その通りに朝から小雨が降っていました。雨自体はそれほど大した降り方ではなかったのですが、昨日からそういう予報でしたので、思ったとおり露店の出店は少なかったですね。大鳥居の前もいいつもならたくさんの露店が並ぶのですが、今日は広々としていましたね。その先の参道も楼門前も御前通も露店の出店はまばらでしたね。
人の出もそれほど多くはなかったですが、21日の東寺・弘法さん同様、外国人と修学旅行生の姿が目立ちましたね。
猿回しは、絵馬堂内で行われるようで準備されていました。まだ始まっていなかったのですが、写真のお姉さんとお猿さんは、外国人観光客が近寄ってきたのを見つけたお姉さんが、写真モデルとしてサービスで出て来たもので、私がそれに便乗して撮ったものです(笑)。
今日は骨董はもちろん、食品さえも何の収獲もなく帰って来ました(笑)。
既に「お知らせ」欄でご報告の通り、明日開催予定でした平安蚤の市は本日の天気予報で明日が雨天の予報のため、開催の中止が決定しています。平安蚤の市は今月2回開催の予定だったんですけどね。残念ながら2回とも天候による中止となってしまいましたね。