昨夜の晩酌(じゃこおろしの巻)
昨夜の晩酌です。
昨夜は、先日長野のNさんからいただいた大根と21日の弘法さんで買ってきたチリメンジャコとを、じゃこおろしにして一杯やりたいと考えての晩酌でした。
大正から昭和初期あたりのプレスガラスの鉢に、先日いただいた大根のおろしと弘法さんのチリメンジャコをたっぷり盛り付けています。実際にいただく時は、これに削り節を振りポン酢をかけ、ごま油を少し垂らして混ぜていただきます。ごま油を入れることで、大根おろしの辛さの角が取れて、まろやかな辛さになります。うまいです。これはご飯にも合いますね。
焼鮭は李朝後期分院の白磁皿に、水ナスの糠漬けはやはり李朝後期分院の白磁祭器台皿に盛り付けてみました。祭器の台皿は口径が12.5cm程度と小ぶりですが、青みを帯びた釉薬が大変きれいです。
酒器の方ですが、刷毛目の平盃は口径が9.8~10.0cmと10cm以内に収まっており、さらに深さがあるのがこの盃の魅力です。購入時には口縁に2箇所の欠けがありましたが、金継を施してもらい生まれ変わりました。
花三島の徳利は、胴部の刻印部分の全てが印花紋です。胴の上部に印花紋が一列ぐるりと配されていて、その下部には縄簾紋が配されている物はよく見かけますが、このように全体に印花紋が配された物は貴重です。写真では、下部は縄簾紋のようにも見えますが、間違いなく印花紋です。拡大してご確認ください。こちらはしばらく店頭に出していたのですが。久しぶりに使ってみたくなり、自宅に持ち帰っていました(笑)。
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになったものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
東寺 弘法さん(6月)
昨日は臨時休業とさせていただ来ましたが、21日でしたので、朝には東寺の弘法さんに行ってきました。
時間もなかったので、8時半ごろから9時過ぎまでの短時間しかいられませんでした。骨董の収獲は無しです。
私が韓国の骨董を扱っている関係で、弘法さんと25日の天神さんの報告では、キム社長のお店のことばかりに情報が偏っていますが、もちろんそれ以外の伊万里等を中心とした日本の古陶磁器やオモチャ、着物、骨董とも言えないガラクタみたいな物などを扱っている露店の方がはるかにたくさんあります。その他、季節の野菜や果物、タコ焼きなどの食べ物なども楽しめますよ。今日は、そういった雰囲気の分かるような写真を載せておきます。そんな中に北海道のお土産の木彫りのクマを見つけました。かつてはどこの家庭にも、この木彫りのクマ(昔はたいていが鮭を咥えていました)と、同じく北海道土産のアイヌのトーテムポールのような置物が有りました。アイヌのトーテムポールみたいなものは、たいていどこの家でもお父さんの肩叩き用に使われていましたね(笑)。
今日の収獲はいつものチリメンジャコのみです。今晩にでも、先日長野のNさんから頂いた大根とでじゃこおろしにして食べたいと思っています。干し芋も買いたかったのですが、今月はもう出ていませんね。干し芋は元々は非常食で、カチカチに乾燥していて表面は白い粉が吹いていてまっ白なものでした。しかしながら、近年は非常食というよりスイーツとしての扱いを受けるようになって来たため、かつてのようなカチカチ粉吹きのタイプのものは姿を消し、しっとりとした甘みの強いものになってきました。そのため、夏場は傷みやすいので、6~9月の夏場には露店から姿を消すようになりました。次は10月まで出ないのでしょうね。残念です。
玉ねぎ
今日、骨董の会でご一緒させていただいている長野県のNさんより玉ねぎが沢山届きました。
これまでにもご紹介したとおり、Nさんはいつもご自分の畑で収穫されたお野菜やお米を送ってくださり、とてもありがたく思っています。これまでも、お米を度々送っていただいておりまして、つい先日それを食べつくしてしまい、久々にお米をスーパーで買いました。本当にお米を買うのが2,3年ぶりぐらいでした(笑)。すっかり依存しておりました(笑)。
玉ねぎは炒め物には欠かせませんし、日持ちがしますので大変助かります。明日にも炒め物にしていただきたいと思います。
また、今回は玉ねぎだけかと思っていたら、立派な大根1本と小さな人参数本も入っていました。2枚目の写真が私の取り分です。実家で分けさせていただいたのですが、大根は私がいただきましたよ(笑)。
明後日は21日で東寺の弘法さんの日ですので、またいつものチリメンジャコを買って来て、ジャコおろしにして食べようと思っています。楽しみです。
昨夜の晩酌(三島白黒象嵌?紋徳利の巻)
昨夜の晩酌です。と言いながら、これ実は一昨日の晩酌です(笑)。
原因は三島の徳利です。この白黒象嵌の三島徳利の模様の名称が分からず、1日調べていました(笑)。お山が三つ重なったような形の模様が徳利の胴の四方に配されています。この徳利に配されたものはまるい形ですが、一つ一つのお山がもっと細長く、高く描かれているものも有り、どちらかというとそういう風に描かれているものが多いように思います。また、四方全てにこの模様が描かれているものより、2面には柳や蓮花紋が配されており、残りの2面にこの模様が配されているものが多いようです。そうなると徳利の名称の方が「三島白黒象嵌柳紋徳利」や「三島白黒象嵌蓮花紋徳利」のようになり、この模様が無視された名称になってしまいます。それで、昨日1日、ネットで画像検索したり、図録を片っ端から見てみたりしたのですが、結局答えを得るには至りませんでした。恥ずかしながら、ご存知の方がいらっしゃいましたらご教示ください(笑)。
徳利自体は、口に金直しはありますが、形もよく穴も大きいので大変使いやすいです。容量は1合2勺程度とうれしいサイズです。いい塗箱に入っています。
粉引の平盃は、以前、第1回目の「昨夜の晩酌」(昨年9月)でもご紹介したものです。写真では手前にあるために、ものすごく大ぶりな平盃のように見えますが、口径は10.5cm程度です。見込みに窯キズが有りますが、底には届いていませんので漏れることはありません。もう少し育てて、いい味がついてから店頭に出す予定です。
なま節と筍・厚揚げの煮物は三島石榴紋深皿に、飯蛸の煮つけは三島の小鉢に、淡竹(ハチク)入りちりめん山椒は李朝初期堅手小皿に、それぞれ盛り付けてみました。三島小鉢、堅手小皿ともに盃としても使えるサイズです。
餃子のタイミング(マルシン飯店)
今日は水曜日でお休みですので、お昼外食しました。
京大病院に行った帰りに東山三条までブラブラと歩いてきたところ、マルシン飯店の前に4人の人だかりが見えました。その後、ちょっと他の用事を済ませてから様子を見てみると、先程の人だかりは無くなっているではないですか!いつものごとく、やっぱり相席にはなりましたが、無事待たずに入店できました。大変ラッキーでした!
今日は定食ではなく、こちらの人気メニューの天津飯と餃子をいただきました。こちらの天津飯は、ボリュームたっぷりのサイズで、上にかかっているあんかけの汁にも玉子が散らしてあるのが特徴です。天津飯というとご飯としてはそれだけではちょっと軽いかなというイメージがあると思いますが、こちらの天津飯は、そのような概念を覆してくれます。
餃子は、前にも説明していますが、普通餃子(300円)と熟成豚肉餃子(380円)があります。私はいつものように普通の餃子を注文しました。熟成餃子がこちらの売りのようですが、お値段に80円も差がありますし、そもそも私は、なぜ世間でそんなに熟成肉がもてはやされているのかが理解できません。お肉は新鮮なものの方がが断然好きです。
注文して待っていると、まず先に天津飯が出てきました。先に写真を撮ってから食べ始めますが、餃子がなかなか出てきません。結局、天津飯をすべて食べ終わってしまってから、やっと餃子登場です。そんな訳で、本当は写真も一緒に撮りたかったんですが、ご覧の通り別々です。
ここマルシン飯店に限ったことではなく、中華料理屋で餃子とご飯類やめん類など他の何か単品料理を注文した場合、まず他の単品料理の方が先に出てきて、それが食べ終わりに近いころになって、やっと餃子が出てくるということ、多くないですか?王将や珉珉では、昔はいつでもすぐに出せるように、餃子は常に焼いてあったのですが、それも遠い昔、今ではこれらのお店ですら、注文聞いてから注文の分だけ焼いてますからね。
一緒に食べたいんですけどね。いやむしろ、餃子の方を先に出してほしいんですけどね(笑)。
昨夜の晩酌(お久しぶりの巻)
お久しぶりの昨夜の晩酌です。副題の方もそのままの安易なものを付けておりますが、ご了承ください(笑)。
その間、何度か晩酌はして写真も撮ってはいたのですが、どうも気に入らなくて一か月以上空いてしまいました。だからと言って、今回がすごい自信作とかいう訳でもないのですけどね(笑)。
李朝初期白磁の徳利は、青みがかった釉薬が大変美しいです。残念ながら傷物で、口に結構大きめの直しが2か所有り、金直しの金が落ちて地の漆が露出しています。また、高台には窯キズもあります。しかしながら、下膨れの良いスタイルで、穴も大きく酒の出もよい、容量も1合半程度と独酌用の徳利としては、まさに理想的です。これ、キズの無い完品だったら結構お高いですよ。傷物より無傷完品が勿論いいのですが、このように傷物であるがために良いものをお安く購入できて、気軽に使えて楽しめるということもありますよね。
井戸手の李朝末期の盃は、多分私がまだソウルにいた90年代の終わり頃に購入したものだったと思います。口径6.5cmと小ぶりですが、私はこれぐらいのサイズの方が、お膳の上で場所をとらないので好きです。しかしながら、このサイズのものというのは、実際にはなかなか出会えませんね。口縁に2箇所金直しがあります。私が自分でしたもので、うまくいかず何度かやり直したのですが、結局ダメなままで諦めました(笑)。
アジの一夜干しは李朝初期の堅手皿に、オクラの糠漬けは李朝初期の白磁小皿に、玉子豆腐は昭和レトロな紫色プレスガラスの小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。アジの一夜干しを盛った李朝初期の堅手皿は、高台が割高台になっています。
先月の検査で糖尿の数値が高止まりしており、投薬治療となりました。最初に出してもらった薬は副作用で左肩が痛みで動かなくなってしまったので、今は別の薬を飲んでいます。しかし、これを飲み始めてから便秘気味なので、また副作用かと心配しながらも今のところ服用を続けています(笑)。私、見かけによらず結構薬に弱いんです(笑)。今後も体調に気を付けて、晩酌は回数を減らしながら続けていきますので、ご期待ください。
また、6月は1周年感謝月間として各種サービス実施中ですので、ぜひ期間中にご来店ください。お待ちしております(詳細についてはこちらをクリック)。
第3回 平安蚤の市
10日ですので、平安蚤の市に行ってきました。
平安蚤の市は、平安神宮前の岡崎公園で毎月10日に開催される蚤の市で、今回が第3回です。第1回目は、残念ながら朝からの結構な大雨、2回目の前回はいいお天気でしたが、日中は5月にしては暑いぐらいの日差しでした。そして、今日は朝から雨が降ったりやんだりと、残念なことにどうもこのイベントは天候に恵まれません。今日は一日、降ったりやんだりのお天気のようです。
開催時間は10 : 00~16 : 00ですが、7時半頃から搬入が始まって、9時にはもうほとんどのお店が開店しているという噂を聞いたので、今日は8時半頃に行ってみたのですが、やっぱりまだ準備中のお店がほとんどでしたね。それでも、もうお客さんの姿も、ちらほら見えましたよ。オークションハウス古裂會さんも出店しておられました。第1回から宣伝のために毎回出店されています。ご苦労様です。
毎月10日は、個人的には実家で10時から月参りがあり、先月は月参りの後に足を運んだのですが、今日6月10日は親父の命日ですので、いつもより長くなるかもと思い、先に蚤の市に行って来たのですが正解でした。
平安蚤の市は、今後も毎月10日に開催の予定のようです。但し、8月は10日ではなく11日(日)の開催ですので、ご注意ください。
最後の写真は、京都府立図書館です。蚤の市の会場のすぐ近くですが、ここは思い出深い場所です。普通、浪人というのは大学入学前にするものですが、私の場合、大学卒業後に1年間教職浪人をしていました。その間、毎日朝から夕方まで、こちらの閲覧室を利用して勉強していました。夏休み期間になると、勉強場所としてエアコンの効いた涼しい部屋を求めて訪れる、受験生や中高生で一杯になりました。また、ホームレスの人が入って来て悪臭を放たれて大変だったり、失業して家族には言えず、毎日ここで時間つぶししていると思われるような、背広姿の中年男性が朝から夕方まで本を読んでいたりと、今思い出すと懐かしいです。今はもう、閲覧室を学習用には利用できないと思います。
また、当時勉強に集中できない時などは、午後から今は無き新京極の京都花月に行ったりしてました。いつも席はガラガラでした(笑)。いずれも故人ですが、1輪車芸のミスターボールドさんやお絵かき漫談の木川かえるさん、東洋朝日丸・日出丸さん等が印象深いです。当時の京都花月では、新喜劇は無かったのですが、ポケットミュージカルスというものがあり、当時の吉本専属歌手の丘光二(のちに和田シゲオに改名)さんの歌と新喜劇の芸人さんのコントをやってました。やはりこちらも故人ですが、島木譲二さんが両目をバンバンに腫らした顔で出演されていたことがあり衝撃的でした(笑)。明石家さんまさん来演時にたまたま行った時は、さすがに普段は見られない中高生を中心とした若い女の子で満員でした。当時から人気ありましたね。
なんだか、蚤の市の話より思い出話の方が長くなって来てしまいましたので、これで終わりにします(笑)。
四条大宮 とり伊
昨日のお昼、四条大宮近くの「とり伊」さんで親子丼を食べてきました。こちらは、かつてテレビやお店紹介本などでもよく取り上げられていました。
こちらの親子丼は、写真のように我々がごく普通に知っているスタイルの親子丼の真ん中に、鶏卵の黄身だけがのっています。私は上の鶏卵の黄身を軽く混ぜてから頂きました。
お味の方は、想像していたのとは少し違い、甘くはなく醤油と出汁の味が勝った味付けでした。子供の頃に食べた卵系のどんぶり(親子丼・玉子丼・他人丼・衣笠丼等)の味付けは、こんな感じの味が多かったように思います。本来の関西のどんぶりの味付けというのは、こういうものだったのかも知れませんね。
親子丼(並)は、うずら玉子と生姜入りのコラーゲンたっぷり特製鶏がらスープと漬物付きで690円(税込)でした。
こちら、1階はカウンター席で、どんぶりの他、一品料理やコース料理も食べられます。お昼は日替わり定食もあります。2階・3階はお座敷・宴会席で、水だき・すき焼きや、鉄板焼きと水だきが一緒に楽しめる「むつみ焼」等が食べられるようです。
場所は猪熊通四条下ル(四条大宮から四条通南側歩道を東に行き、最初の信号のある交差点を右に入る)です。
営業時間は11:30~14:00(1階)、17:00~21:00(1~3階)で、火曜定休です。
四条大宮近辺ですので、こちらも毎月21日東寺の弘法さんの帰り等にご利用いただければと思います。
1周年感謝
お陰様で当店は、本日で開店から丸一年となりました。
これもひとえに、皆様方のお支えによるものと感謝いたしております。お礼申し上げます。今後とも何卒よろしくお願いいたします。
昨年6月3日に開店して今日までの1年間は、本当にあっという間でした。
そんな記念すべき1周年の今日、大学時代の友人が奥様と一緒に訪ねて来てくれました。お祝いに写真向かって左のお花(フラワーボックス)をいただきました。この友人には、開店の時にも立派なお花を頂戴しており、本当にありがたく思っております。奥様にも20年ぶり?いやもっとかも知れませんが、本当に久しぶりにお会いできて嬉しかったです。ちなみに、右のお花は先日妹が持って来てくれました(笑)。
6月は先にもお伝えしておりますとおり、1周年感謝月間として、「お値引き」、「粗品進呈」、「5,000円均一コーナーの設置」のサービスを実施中です。詳細は、2019.5.29付「お知らせ」よりご確認ください(2019年5月29日付「お知らせ」へはこちらをクリック)。
今月(6月)中に是非ともご来店ください。お待ち致しております。
祇園 韓日亭 再び(2019年6月閉店)
昨夜、祇園の韓日亭に行ってきました。今月2度目です。
昨夜は감자탕(カムジャタン:豚の背骨とジャガイモ鍋)とチヂミを食べました。カムジャタンもチヂミもどちらもなんですが、サービスで具を沢山入れてくれるのはありがたいのですが、量が多くて大変でした(笑)。
チヂミ→カムジャタンの順で出してくれるように注文したのですが、チヂミ食べ終えた時点で結構お腹一杯な感じでした。そこへ、写真のようにジャガイモの入っていないカムジャタンが出てきました。具材のキムチ類をサービスで沢山入れてくれたので、ジャガイモが入らなかったようです(笑)。ジャガイモは後からチンしたやつを入れてくれました。でも、それではジャガイモに味がシミないんです(笑)。とにかく、お腹一杯になりました(笑)。
先日、天神さんで買ったチリメンジャコと干し芋を、ママさんへのお土産に持って行ったのですが、残念ながら昨夜はママさんにはお会いできませんでした。ママさんは大体出勤が遅いので、昨夜は頑張って遅く伺って、帰りは12時半を過ぎていたのですが…。ママさんは、昨夜何時に来られたのでしょうか(笑)。
韓日亭の場所は、よしもと祇園花月(祇園会館)の裏になります。営業時間は17:00~翌5:00。定休日は日曜日ですが、毎月最終日曜日は営業されます。
※韓日亭さんは2019年6月17日をもって閉店されました。