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昨夜の晩酌 - 韓国骨董 李好

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昨夜の晩酌

「昨夜の晩酌」

こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。

こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。 

昨夜の晩酌(カラスミの巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2019年03月17日(日)

DSC 5082 2昨夜の晩酌です。先々週にソウルから帰って来てからトゥブキムチ(豆腐キムチ)とマッコリで一杯やっていましたが、実は今回ソウル南大門市場の乾物屋で、カラスミを買って来ていました。昨夜これをあてに一杯やりました。

三島の徳利は、口がほぼ半分が銀直しですが、肌にはカセもなく、容量も1合半弱と独酌用にピッタリのサイズです。購入したのは10年以上前だと思います。購入した当初は、結構な頻度で晩酌に登板させていたのですが、昨夜は久しぶりに引っ張り出してきました。穴が少し小さめなのが惜しいところですが、トクトクと酒も問題なく出ますし、普段使いによい徳利です。

スライスし、軽く炙って小型の白磁祭器台皿に盛ったカラスミは、炙ったために膨れて色も茶色っぽくなってしまい、写真では、ソーセージスライスのフライか、揚げおかきのように見えますが、間違いなくカラスミです(笑)。カラスミを盛った祭器の台皿は直径が11cm程度と大変小さいです。13~18cm程度ものが多い中、このサイズは希少です。

ニンジン葉の胡麻和えは李朝初期堅手の小鉢に、蒸し鶏は分院の染付壽字紋皿に盛り付けてみました。蒸し鶏で隠れてしまっていますが、皿の中央部に染付で二重丸の中に「壽」の字が書かれています。手前に、染付で書かれた二重丸の線が少しだけ見えていますね。

李朝末期の盃は、今回の訪韓時に踏十里古美術商街で購入したものです。直径6.5cmとやや小ぶりですが、見込みや側面にもすでにシミが出ており、これから使えばさらによく育っていくこと間違いなしの楽しみなヤツです。

昨夜の晩酌(リベンジの巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2019年03月09日(土)

DSC 5054 2昨夜の晩酌です。ソウルの報告は週明けのどこかから必ず始めますので、まずはこちらを(笑)。

前回の「昨夜の晩酌(失敗の巻)」では、スーパーで購入した激甘のキムチとマッコリのおかげで、苦痛の晩酌となる屈辱を味わってしまいました(昨夜の晩酌(失敗の巻)へはこちらをクリック)。今回はソウルで購入した本場のキムチを使ったトゥブキムチ(豆腐キムチ)をあてに、再度マッコリでの晩酌に挑戦しました。

トゥブキムチは、まず、豆腐半丁を電子レンジで温めておきます(1分半~2分ぐらい)。豆腐は必ず木綿豆腐を使います。フライパンに油を少量入れ、そこにおろしニンニクを入れて軽く炒めます。油跳ねする前に豚肉をニンニクの上に被せるように置いて焼きます。そこに、玉ねぎ、キムチ、ネギの順に投入しさらに炒めます。次に、少し甘みをつけるために、焼き肉のたれを少量入れます。炒め終わる直前に、ごま油を回しかけ、全体になじむように混ぜて火を止めます。先に温めておいた豆腐を1~1.5cm程度の厚さに切り、すばやくお皿の周りに並べます。豆腐を並べたお皿の真ん中に、炒めたキムチ等をこんもりと盛ります。最後にゴマを振りかけて完成です。

今回は本場のキムチを使いましたので、大変おいしくできました。甘みも少量の焼き肉のたれを使って、いい感じにつけることができました。あと、今回もスーパーで、前回と同じ甘みの強いマッコリを購入しましたので、マッコリ自体を冷蔵庫で冷やすのではなく、常温のマッコリに氷を入れて冷やすことで、甘さを抑えました。完璧です!リベンジなりました!

器の方ですが、今回マッコリは李朝後期の片口でいただきました。これは、弘法さんと天神さんに出店するキム社長のところで、確か2,3年前に購入したものです。よく育っており全体にシミが出ています。ここまでのシミだと油じみである場合が多いのですが、幸いなことに油臭はしません。写真ではよく見ないと分からないのですが、注ぎ口の周りに鉄砂がかけられているのが貴重です。トゥブキムチは前回と同じ李朝初期の堅手大皿に盛りました。盃は李朝後期の白磁小鉢を使ってみました。細かい貫入があり、青みを帯びた釉薬がきれいです。

昨夜の晩酌(失敗の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2019年02月14日(木)

DSC 4808 2昨夜の晩酌としていますが、実際は一昨日の晩です。久しぶりに家でマッコリを飲みました。

マッコリのあてには、トゥブキムチ(豆腐キムチ)がいいですね。ソウルにいた時、よく民俗居酒屋などでトゥブキムチをあてにマッコリを飲みました。懐かしいですね。

こちらに戻ってからも、家でマッコリを飲む時にはトゥブキムチを作ります。豆腐は絹ごしではなく、必ず木綿豆腐を使います。問題はキムチなんですが、日本で売っているキムチは、本場物に比べて、甘ったるい物と塩辛い物の2種類が多いです。甘ったるい物は、辛さを抑えるために、すりおろした果物などを沢山入れているもので、塩辛いものは、白菜の塩漬けにキムチの素を合わせたようなものです。いずれも日本人の味覚に合わせて作られたために、そのようになってしまったのでしょうが、ほとんど別物です。以前は、近所のスーパーに韓国の味と比較的近い物があり、それを購入していたのですが、半年か1年ぐらい前に、店頭から姿を消してしまいました。やっぱり本場に近いと普通の日本人の味覚には合わないのでしょうか。

今回は、スーパーで初めて買う商品を使ってみたのですが、これが大ハズレでめちゃくちゃ甘ったるいパターンの商品でした(笑)。普段、家で韓国のキムチを使ってトゥブキムチを作る時は、甘みをつけるために焼き肉のたれを少々加えるのですが、全くその必要はなく、むしろ甘みを抑えるために、仕上げに加えるゴマ油を多めにしてみたのですが、全く効果無しでした。マッコリの方もこれがまた甘くて、酒もあても甘いという苦痛の晩酌でした(笑)。次回3月にソウルに行ったら、現地のキムチを買って来て、それで作り直してリベンジしようと思います(笑)。 

器の方ですが、徳利は会寧の大徳利です。1ℓ容器に入ったマッコリ全部は入りませんでしたが、850~900ml位は入ります。マッコリ用に購入したものです。盃は三島の小鉢。激甘トゥブキムチは李朝初期の堅手大皿に盛り付けました。

昨夜の晩酌

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2019年02月09日(土)

DSC 4782 3昨夜の晩酌です。

実を言うと、昨夜は飲みの予定ではなかったのですが、実家からおでんをもらったので、急遽飲みになりました(笑)。

そのおでんは、李朝末期の鉢に盛り付けました。最大径が18cm程ありますので、おでんや煮物類を盛るのに重宝します。また、深みがあり冷めにくいので、麻婆豆腐を作った時にもこれに盛り付けます。この手のものが一つあると便利です。

黒高麗の徳利は、形よく、小さくて可愛らしいものですが、残念ながら容量が1合入りません。8勺程度でしょうか。徳利の場合、容量が1合に満たないと思ったものは買わないのですが、この黒高麗は、可愛さに負けて買ってしまいました。もう10年以上前に購入したと思いますが、やはり容量が1合に満たない徳利なので、晩酌への登板機会は少なかったですね。

粉引の平盃は、見込みに渦巻き状の線刻紋のある大変珍しいものです。金継が1箇所、窯キズが1箇所あり、引っ付きもあり、形はひしゃげています。これを、左手で親指を引っ付きの陶片に掛けて持つと飲みやすいです。そうやって持つと、口縁の向こう側に白泥の垂れが見え(写真では盃の上方、窯キズのすぐ右です)、見込みの渦巻き、手前中央付近の帯状の白泥の流れと相俟って、大変良い景色です。やや大ぶりの平盃ですが、楽しめるものです。

からしをのせた小皿は、李朝末期分院の染付福字紋小皿です。裏面にもなずな紋が描かれています。

昨夜の晩酌

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2019年02月06日(水)

DSC 4773 3昨夜の晩酌です。

白磁の徳利は丸っこくて可愛らしい形状です。李朝末期の民窯のものです。写真では少し分かり難いもしれませんが、首のすぐ下の胴の部分に一箇所、ポツンと一滴しずくが落ちたように鉄砂が出ています。顔料を落としたものではなく、窯で焼かれたときに土から鉄分が染み出たものと思いますが、これがこの徳利のチャームポイントです。1990年代、ソウル在住時に仁寺洞の骨董店で購入したものです。当時現地で普段使いによく登板させていました。

李朝初期堅手の盃は、高台の作りが高い珍しい形状のものです。口径8cmと盃としてサイズもいいです。口縁に一箇所傷がありましたので、専門家に修理に出して金継してもらっています。こちらもやはり仁寺洞の別の骨董店で購入したものです。

どちらのお店も今はもう無くなってしまいました。両店とも、当時店主がご高齢の方でしたので、もうお亡くなりになったのかもしれません。

鯖の味噌漬けは李朝後期分院の白磁皿に、煮豆は三島の小鉢に盛り付けてみました。三島の小鉢は、日本酒には少し大きいのですが、徳利を使うのが面倒な時にコップ酒の感覚で使ったりします。また、マッコリを飲む時にもよく使っています。多用途に使える便利なものです。

昨夜の晩酌

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2019年01月30日(水)

DSC 4750 2今年2度目の「昨夜の晩酌」です。

李朝初期の徳利は、容量が正味一合です。

10年ぐらい前になると思いますが、ソウル踏十里古美術商街で購入した物です。

口に結構大きめの欠けがあったものを金直ししました。私が自分でしたものですが、奇跡的にうまくいった物の一つです(笑)。多分、これが私が自分でした最後の金直し作品ではないかと思います。

貫入のいい李朝末期の盃は、5、6年前にソウル仁寺洞の骨董店で購入したものです。この盃、実は店内にあった陶片の中に紛れていた傷物を見つけて拾い上げたものです。そんな訳でお安く購入できたのですが、傷が結構大きかったため、直し代が購入費と同じぐらいかかってしまいました(笑)。こちらの金直しは、専門家にしてもらったものです。やっぱり違います。

このような、貫入の入った盃は、使うほどに貫入は深くなり、雨漏りが現れたり、見込みがぼおっと赤みを帯びてきたりと、よく育ってくれる手なので、見つけると必ず買ってしまいます。

鮭の味噌漬けは李朝初期の堅手皿に、おから煮は三島の小鉢に、先日の初天神で購入したすぐき漬けは花三島の小皿に盛り付けてみました。

天神さんで購入した「すぐき」ですが、1つは自分用に、1つは実家用に、そしてもう一つはとある方にと思い、3つ買ったのですが、とある方はすぐきが苦手とのことで拒まれてしまいましたので、頑張って賞味期限までに自分で2つ食べますよ(笑)。

昨夜の晩酌

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2019年01月11日(金)

IMG 20190110 204726 2久しぶり、今年初めての「昨夜の晩酌」です。

もちろん、その間飲んでなかった訳ではないのですが、なかなか気合を入れて酒器や肴を盛る器を選ぶことができず、こちらにあげられるのが今日になってしまった次第です。と言って、今回凄いレベルの高い酒器をご紹介できる訳でもないのですけどね(笑)。

李朝末期民窯の徳利は、私が初めて手に入れた李朝の徳利です。長いこと使っていなかったと言うよりは、所在さえ定かでなかったのですが、年末に整理をしている時に確認できたので、久しぶりに使ってみました。徳利とは言っていますが、色は上がりの悪い濃いグレーで、高台の底の半分ほどはカセで釉薬が剥がれ落ちており、口づくりも盤口とも言えないような、直角に広く立ち上がったあまり例を見ない形です。これが店にあっても誰も見向きもしないでしょうし、これで酒を飲もうと考える人は、まずいないのではないかと思われるような代物です(笑)。

私の韓国骨董の蒐集は盃から始まりました。酒を飲む時に、盃は最もよく手にしますし、口にまで付ける。だから家で一杯やる用に、時代のある李朝の盃を持ちたい。そう思ったのが始まりでした。ところで、盃を少し集めると今度は既成の酒瓶から直接盃に注ぐことに抵抗が生じ、時代のある徳利が欲しくなりました。だが、徳利となると盃と違って大分お値段の方がお高くなります。そこで、初めてなのでとにかく安い徳利をと探し回り、今はもう無くなってしまいましたが、仁寺洞のとあるお店でこいつを見つけて購入したのでした。

購入時は汚くて中も相当汚れていたので、洗浄・煮沸するのが大変だったことを記憶しています。独酌用には少し大きく、容量は2合ちょうどです。でも、その頃はこれに2回注いで飲んでましたけどね(笑)。昨夜は1回で十分でしたよ(笑)。

盃は対照的に、一番最近に購入したもので、先月ソウルに行った際に踏十里古美術商街で購入したものです。サイズもよく、貫入が全体にしっかりと入った李朝末期の盃です。これから使っていけば、よく育つ手のものです。

サバの味噌漬けは李朝初期の皿に、丸大根とお揚げの煮物は三島石榴紋の鉢に、水菜の炊いたんは李朝初期の堅手小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。

昨夜の晩酌

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2018年11月20日(火)

DSC 4039 2久しぶりに、昨夜の晩酌です。

先週の検査で数値が上がっていました。肝臓の数値も上がっていたので、間違いなく原因は酒でしょう。それでも、気を付けながら、晩酌は続けていきます。この投稿に命懸けてます(笑)。

絵高麗の徳利は、90年代ソウルにいた時に購入したものです。下膨れで丸っこくって可愛い形してます。個人的には、このような丸っこい徳利が好きです。こちらは無傷ですが、全体に薄っすらとカセがあります。ああ、底のあたりは、薄っすらではなく、結構カセが強いです。模様は絵高麗より鉄砂白磁の壺等によく見られる柄で、「고사리(コサリ)」紋と現地で教えてもらいました。、「고사리(コサリ)」は、日本語で蕨(わらび)ですね。容量は1合7勺ほどです。

手前の見込みのビードロ釉が美しい盃は、李朝末期のもの。焼成時に窯の中で傾いた状態になっていた為、このような釉だまりが生じたものですが、これが実にいい景色になっています。傷ものの盃ですが、充分に楽しめます。

ニシン茄子は李朝初期の堅手茶碗に、しんじょうは李朝初期の白磁小皿に、ゴボウと牛肉のきんぴらは高麗青磁の小皿に盛り付けました。高麗青磁の小皿の時代は、高麗末か李朝初期になると思います。

明日21日は東寺の弘法市の日ですが、水曜日で定休日なので、ゆっくり見てこようかと思っています。

昨夜の晩酌

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2018年11月09日(金)

DSC 4009昨夜の晩酌です。

刷毛目の平盃は、購入時には割れてバラバラになったものを、接着剤でくっつけてあったのですが、それを金継してもらいました。厚塗りの刷毛目が勢いもよく描かれており、なかなかなものです。割れているのは残念ですが、上手な金継のお蔭ですっかりよみがえりました。使っていけば、まだこれから大いに育っていくでしょう。裏にも刷毛目があります。

李朝初期の徳利は、青磁釉がかけられ薄い刷毛目のような跡も見られ、さらに高台もしっかり作られていて、見どころの多いものです。容量も1合2勺程と独酌にはベストなサイズです。写真では分かり難いですが、口の部分が割れ継ぎされています。これ、購入時は無傷でした。私がやってしまいました。購入後、早くこれで飲みたくて早速家で煮沸したのですが、煮沸後に寸胴鍋から取り出そうとした時に、鍋のふちに落としてしまい、ガチンと割れちゃいました。まさに一生の不覚!こちらも金継でよみがえらせてもらいましたが、本当にコイツには申し訳ない限りです。

小松菜とキノコのお浸しは高麗青磁白象嵌八角小鉢に、鰻の白焼きは李朝初期の白磁の皿に盛りつけました。初期の白磁皿にも縁に金継があるのを確認できるかと思います。これは以前に私が自分でした直しですが、これも元は無傷でした。以前、自宅の台所で使っていた浄水器が、蛇口にカートリッジを取り付けるタイプの物だったのですが、水をいっぱいに出すとカートリッジ部分が度々落下しまして、その落下による被害に遭ってしまったものです。もう1枚、初期の大皿もこの被害に遭ってしまいました。今はシンク台も浄水器も当時の物とは変わり、そのようなことも起こらなくなりましたが、コイツらを使う度に不注意を恥じています。ごめんなさい。

昨夜の晩酌

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2018年10月31日(水)

DSC 3947久しぶりの昨夜の晩酌です。

その間、飲んでなかったのかというと、そうではありません。その間はビールだけ飲んでまして、日本酒を飲んでいませんでした。日本酒を李朝・高麗の徳利と盃で飲んでないと記事になりませんので、こちらへの投稿が久しぶりになったということです(笑)。

高麗青磁の徳利は「これ前にも見たぞ!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、同時代・同手の別物です。よく見ていただくと、青磁釉の発色が全く違います。胴の約3分の2ほどが茶色く色変わりしています。きれいな青磁釉の部分が一番多く見える面をこちらに向けて撮影しましたので、裏側は全て茶色く変色しています。また、写真では分かりにくいですが、口縁に欠けが3か所あり金直しが施してありますし、側面の高台付近は全体的にカセています。

こうなると、先に「翡色青磁というに相応しい」として紹介した青磁徳利とは、お値段では10分の1とまではいきませんがそれに近いほどの差になります。それでも本歌の高麗青磁ですので、ビギナーの方はこのあたりから始めて、先にご紹介したものを「いつかは」という目標に楽しまれたらいいのではないかと思います。

盃は分院末期のもので、私が初めて手に入れた李朝の盃です。写真ではよく分かりませんが、見込みが渦巻になっていて、お酒を注いだ時の景色もいいです。もう20年以上も前になりますが、ソウルの長安坪で購入した時はうれしくて、しばらくは毎晩これで飲んでいました。昨夜、久しぶりに引っ張り出し来て飲んでみました。初心忘るべからずですね。

おでんは李朝末期の鉢に、ふき煮は李朝初期の堅手小鉢に盛り付けてみました。

今日は定休日ですので、午後から大阪市立東洋陶磁美術館の特別展「高麗青磁ーヒスイのきらめき」を観に行ってきます。

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