「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(梅雨入りの巻)
昨日から近畿地方も梅雨入りしたようです。昨日は午後から雨が降り出しました。昨日はそれ程強い雨ではありませんでしたが、今日は朝から本降りな感じでしっかりと降ってます。これから1か月ぐらいはこんな天気が続き、その後は猛暑の期間が3か月ぐらい続くんですね。
九州では昨日から線状降水帯の発生による大雨の被害が心配されていますね。九州は毎年大雨やら台風で被害を受けてられるのでお気の毒な限りです。大きな被害が無ければいいんですけどね。
線状降水帯という言葉も10年ぐらい前からでしょうかね、そんな言葉を聞くようになったのは。それまでは「ゲリラ豪雨」といって短期集中の豪雨というのはよくあったんですが、線状降水帯になるとそれが丸1日とか2日続く訳ですから恐ろしいですね。
そんなお天気で明日も京都府南部の予報は降水確率100%ですので、明日開催予定だった平安蚤の市は開催中止が決定されています。「お知らせ」欄で既にご案内済みですが。
そんな梅雨入りの日の昨夜の晩酌です。昨日はまた鰻弁当をいただいたので、飲みとなりました。
アジのよい半筒形の堅手盃は、久しぶりに使いましたね。以前にもこちらで何度かご紹介したことがあるものです。ベタ底の砂付きですが、底があまりザラついた感じでは無いのが使いやすくていいです。釉薬にカセも無く艶々しています。無傷といってよい状態です。サイズはやや小さめで口径6~6.5㎝ぐらい、高さ3~3.5cmぐらいでしょうか。入手してもう20年に近くなるかも知れませんね。
自然釉が胴部をダラダラ、ボタボタと豪快に垂れた高麗土器の徳利も久しぶりの登板でした。この景色がなかなか素晴らしいのですが、残念ながらこちらはキズ物です。8番目(最後から2番目)の写真にあるように、胴部の自然釉が垂れているのと反対側の面に、大きめの直しがあります。掘りの時にガチンと当てたんでしょうね。最初は共直しがされていたものを銀直しにしてもらったものです。
添え物のお料理の方ですが、おぼろ豆腐は高麗青磁の陽刻八角小鉢に、ちょっと写真では分かり難いですが刺身こんにゃくは李朝後期分院の白磁小皿に、それぞれ盛り付けてみました。