「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
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昨夜の晩酌(久しぶりの晩酌とアジのいい盃の巻)
最近お昼間が暑くなりましたね。今日は昨夜遅くから雨が降り続いてましたので、それほどではないですが。何か今年は梅雨入りが例年より早くなりそうですが、九州南部が沖縄より先に梅雨入りしたようですね。もちろん過去には無かったことのようです。東海地方が先に梅雨入りしたという例は過去に1度あったみたいですが。京都では6月の初旬ごろに梅雨入りして、7月の祇園祭の山鉾巡行の頃に明けるという印象なんですけどね。梅雨入りが早かったら早く明けてくれたらいいんですけどね。
昨夜はちょっと久しぶりになりました、こちらでご紹介する晩酌です。そう言って毎晩ビール(正確には発泡酒「麦とホップ」)は飲んでるんですけどね(笑)。日本酒で李朝酒器と食器でとなると、やっぱり気合い入れないといけませんのでね(笑)。それとやっぱり胃もたれがするので、日本酒はちょっと重たいんですよね。普段の夕飯はビールでおかずを流し込んでるっていう感じですかね(笑)。でもまあ、そろそろやるかっていう感じで、いつもどおりいただいたお料理で阪神戦のナイター中継を観ながらの昨夜の晩酌でした。阪神負けましたけどね。
いいアジに育った李朝後期~末期の民窯の盃は、もう入手して20年ぐらいになると思います。その頃にソウルの踏十里古美術商街で見つけたものです。最初はこんなにアジのついた物ではなく、サイズのいい白い盃という感じでしたが、入手して1年ぐらいの間に使い倒して育てました。さらに歳月を経て今ではたまにしか出番がなくなりましたが、自分が育てて来たアジのいい盃というのはやっぱり格別なものがありますね。画像では分かり難いですが、現物は見込みや底部脇などにはもっと赤みが強く出ています。こちらは非売品です。
青みの強いきれいな肌の堅手徳利は、入手したのは盃よりは少し後だったように思います。口部に欠けの金継ぎが2箇所あるキズ物ではありますが、それが普段使いには気軽でいいんですよね。フリモノも少しあったりしますが、釉薬の状態は良くすべすべのお肌です。容量は1合3勺ぐらいだったと思うんですが、独酌にピッタリなサイズです。それとこの徳利は穴が大きいので使いやすくていいですね。高台に窯割れがありますが、漏れはありません。
お料理の方ですが、白身魚(鱈)のフライは李朝後期分院の白磁皿に、肉じゃがは李朝初期白磁の小鉢に、ブロッコリーのお浸しは三島の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。