「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(最強寒波到来の巻)
最強寒波が列島を襲っています。特に日本海側の北海道・東方・北陸で大雪の模様です。航空便にもかなり影響が出ているようですね。京都も昨日は午後雪が降りかなり吹雪いていましたが、幸い積もりはしなかったですね。この寒さは週末頃まで続くようです。
阪神タイガースで選手として監督として功績を残された吉田義男さんが亡くなりました。91歳だったんですね。選手時代にリーグ優勝2回を経験され、監督としてタイガースの指揮を3度にわたってとられ、1985年にタイガースを初めて日本一に導いてくださいました。ありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。
今日もですが、昨日は大変寒い1日でした。そんな日におでんをいただきましたので、昨夜は飲みとなりました。おでんとなるとやっぱり大根・厚揚げ・ごぼてん、この3つは私としては外せないですね(笑)。
染付の乳瓶はもう何回目の登板になるか分かりません(笑)。結構な回数登場してもらってますね。胴部2面に染付で蘭草紋が描かれています。染付の色はあまりよくありませんが、丸っこくて可愛らしいやつです。李朝後期分院の染付乳瓶だと相当高価になるのですが、こちらは李朝後期の民窯の作ですね。乳瓶は初めての母乳をお供えした際の器と言われていますね。キズは無いと思っていたのですが、高台に少し欠けがありました。容量は2合ほどです。個人的に丸っこい徳利が可愛くて好きです(笑)。
粉引の編笠形平盃も数回ご紹介したことのあるものです。見込みに渦巻状の線刻が施された大変珍しいものです。口縁部の片方に陶片のヒッツキがあり、私はそこに親指をかけて左手で飲みます。そのようにするのが安定していいですね。口縁部に1ヵ所欠けの金継ぎがあるだけで、釉薬にカセもなくコンディションは良好です。このような編み笠形の平盃で飲む時に気を付けなければならいことは、お酒をたっぷりとは注がず、少なめに注ぐようにすることです。お酒の量が多いと持ち上げた時に盃の前後から酒がこぼれてしまう虞があるからです。実は昨夜やってしまいました(笑)。久しぶりに使ったのでそのことを忘れてましたね(笑)。
お料理の方ですが、おでんは三島の菊家紋の鉢に、白和えは高麗青磁の小鉢に、もずく酢は李朝末期の染付小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。