「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(お久しぶりのいただいた盃の巻)
もう今日で1月も終わりですね。
今月最後になる昨夜の晩酌です。また鰻弁当をいただきましたので晩酌となりました。
盃の方ですが、こちらは以前に2023年6月18日作成の副題(いただいた盃)でご紹介した盃です。
受け皿付きのこの堅手の盃は、ソウルの競売場でそこで働いていたおねえさんからいただいた物でした。2000年代のまだ勤め人をしていた頃に、骨董目的で2、3か月に1度のペースでソウルに行っていた頃の話です。この盃をいただいた件につきましては過去の記事(昨夜の晩酌(いただいた盃)2023年6月18日作成)でご確認ください。ご確認にはこちらをクリック
元々は明器だったもので、盃も受け皿の方も砂付きのベタ底です。かなり粗い砂付きですので、安定させるためだったんでしょうか、擦り整えられています。いただいたのは、もう10数年前のことですかね。昨夜はまた久しぶりに使ってみました。明器は酒盃には小さすぎるサイズの物が多いのですが、これは大きめで酒盃に適したサイズです。ありがたく使わせていただいてますよ。
徳利の方ですが、いいアジに育った金海手の堅手徳利です。こちらも結構な登板回数となっています。口と高台の銀直しはあまりいい直しではないのですが、やり直してもらうと相当高くつきそうなので出来ずにいます(笑)。高台付近に出たシミがいいアジになってます。写真では光は強くて分かり難いですが、現物はもっといいアジです。入手した直後は毎晩のようにこれを使って育てて来ましたが、もうこれ以上は私には育てられませんね(笑)。最初は小さいシミだったんですが、全体にこの染みが広がるまで育てたかったんですけどね。
昨夜の鰻と佃煮は東山区松原通大和大路西入るの川魚 のと正(のとしょう)というお店の物です。ここは私の母校の小学校があった場所からすぐ近くなんですね。学校の方はもう無くなってしまいましたが、明日は小学校の同窓会ですね。6,7年ぶりの開催ですかね。
付け合わせの佃煮の方ですが、エビ豆とモロコの飴炊きです。こちらの鰻も時々いただきますが。佃煮は琵琶湖の小鮎だったんですが、今回はモロコでしたね。モロコは今は少なくなっているようですが、私が子供の頃は琵琶湖の近くの川でいくらでも釣れましたよ。親父が釣り好きでよく連れて行ってくれました。お味は小鮎のようなほろ苦さがないので、子供でも食べやすかったですね。
モロコの飴炊きとエビ豆は李朝後期分院の染付「福」字紋の小皿に、白菜の漬物は青磁の小皿にそれぞれ盛り付けてみました。