「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(3日続きの晩酌の巻)
大相撲の横綱 照ノ富士関が引退することになりましたね。この方は大関の地位まで上がりながら、持病の糖尿病と膝のケガで一時は序二段まで番付を下げたんですが、その後復活して横綱まで上り詰めた方ですね。しかしながら、ここ数年はまた膝や持病により、全休や途中休場を繰り返しており、もう限界なんだろうなと思って見ていました。一人横綱でなければもっと早くに引退を決められていたと思いますね。今後は親方として相撲界に残られます。よい指導者になられると思いますね。お疲れ様でした。
昨日は鯛のあら炊きをいただきましたので、また飲みとなりました(笑)。3日続きですね、晩酌が。今までなかったことと思います。鮭→車海老→鯛(あら炊き)ときましたね。鯛が刺身や塩焼きなんかだったら「海老で鯛を釣る」と言えるんでしょうけど、鯛のあらですからね(笑)。活きた車海老の方が断然高級ですからね(笑)。
鯛のあら炊きは骨にくっついた身もおいしいですが、目ん玉がまた珍味ですね。ほじくり出してゼラチン質の部分をちゅるちゅると頂きました(笑)。
盃は以前にも何度かご紹介したことのあるサイズ小さめの井戸手です。またサイズを測るのを忘れてしまいましたが、口径が6㎝を少し切るかなという感じです。全体に深い貫入がしっかりと刻まれており、見込みや底部にはカイラギ状になった部分も見られます。写真4番目と5番目のように、欠けの金継ぎが2箇所施されています。小さめの可愛らしい盃ですが。決して小さ過ぎず酒盃としてよいサイズです。
黒高麗の徳利も久しぶりに使ってみました。これもまた可愛らしいサイズの徳利です。容量が1合に満たない八勺程度の徳利です。以前もっと酒量の多いころに入手した物で、当時は1合にも満たない徳利は酒徳利としては認められんという考えでしたので、買ったものの登板機会が与えられずにいたのですが、最近はぼちぼちと登板機会が出て来ましたね(笑)。無傷なのもいいですね。これも入手してから20年近くなるかもしれません。
お料理の方ですが、鯛のあら炊きは李朝後期分院の染付「壽」字紋の大皿に、鱈の子煮は李朝後期分院の白磁小皿に、からし菜とお揚げの炊いたんは李朝初期の白磁平盃に、それぞれ盛り付けてみました。