「ソウル情報」
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国立中央博物館2 寄贈館
先に国立中央博物館の特別展「새 나라 새 미술:조선 전기 미술 대전」(新しい国 新しい美術:朝鮮前期の美術大全)をご紹介しましたが、今回は通常展示の方の寄贈館についてご紹介いたします。
まず1階は現在朝鮮半島の原始から終戦までの展示がされていました。その1階奥には高麗時代の大理石の石塔で国宝の敬天寺 十層石塔がそびえ立っています。
寄贈館は2階にあります。寄贈館はその名のとおり、こちらの博物館に寄贈された美術品が展示されているスペースです。以前は「○○紀念室」のように、寄贈者ごとに固有のスペースが設けられていましたが、現在は一つの広いスペースに多くの寄贈品が展示されるようになりました。その中でも特に私が楽しみにしているのが박병래(朴秉來 パク・ピョンネ)氏の寄贈品です。2番目の写真の上から2番目に박병래(朴秉來 パク・ピョンネ)氏の名前がありますね。次の写真が朴秉來氏の肖像です。
朴秉來氏は医師で李朝の白磁や染付を中心に蒐集され、それらのコレクションを国立中央博物館に寄贈されました。寄贈品の中でよく知られているものに写真4番目・5番目の白磁青華蘭草花紋瓢形瓶がありますね。日本民芸館にある染付秋草文面取壺はこの手の瓶の上部を欠いたものですね。民藝館のホームページの所蔵品紹介でも「染付秋草文面取壺(瓢形瓶部分)」とされていますね。
寄贈品の中で私が好きなのが多くの動物の形をした水滴たちで、特に好きなのが染付白磁辰砂海駄形水滴です(写真6番目)。染付と辰砂が使われた大変貴重でかわいい海駄の水滴です。これを苦労して入手した後は、嬉しさのあまり白衣のポケット(お医者さんでしたから)に入れて持ち歩いていたそうですよ。
この他にも、兎や瑠璃鉄砂の海駄形水滴、蛙、鶏などその蒐集品の中には可愛い水滴が沢山あります。
その他の展示品についてはどなたの寄贈品かは定かではないのですが、写真10番目は華角張りの箱です。華角張とは、牛の角を薄く切ってそれを半透明にし、その裏面に顔料で絵を描き、これを貼り付けて装飾したもので、李朝独特の工芸品です。糸巻、物差し、櫛、筆筒、箪笥等にその技法が見られます。その後の染付の乳瓶と鶏龍山徳利は日本酒好きのコレクターにはどちらもまさに垂涎の的ですね。
もし今後ソウルの国立中央博物館に行かれることがあれば、寄贈館をぜひ見に行ってみてください。
国立中央博物館の最寄り駅は地下鉄4号線の이촌(イチョン)駅です。2番出口を出ますと博物館への地下道があり、途中には動く歩道も設置されています。










